【 ドンヒョク 鬼のかく乱! はじめての病気 …
】 14話
ジニョンはテジュンの事を 職場の同僚と言うが理解しがたかった。
ジェニは 今ここにあるのはテジュンさんのお陰だという。
ジェニは 「
テジュンさんは私にとって神様みたいな人。
」
と 言いきったがそれでも感謝こそすれど
テジュンを受け入れられなかった。
ホテルの従業員もテジュンと言う存在に特別なものを感じ
それ事態どうしてなのか理解できないでいた。
それが勝手なもので昨日から 今! いやほんの30時間あまりで
…
テジュンが 高熱で氷枕をあてがえてくれた時
熱で溶けていく氷のように
…
私の心も解け始めた。
シン・ドンヒョク! 人間の形をした動物に過ぎない。
匂いをかぎわけ 本能の思いのまま
…
ハン・テジュン! しっかりと人間をしている。
足を地につけ 心 ハートに灯がともっていると言おうか?
どんな暗闇の中でも 自分にではなく 多くの者に そっと
その光を
… ぬくもりを
… 手を差し伸べ それも さり気なく!
何でも 自分が一番と思っていた シン・ドンヒョク!
自分は後回し 人の為には自分を省みず走り回る ハン・テジュン!
シン・ドンヒョクは 少なくとも 今 この瞬間 この私が人の為に?
ソ・ジニョン シン・ドンヒ(ジェニ) レオナルド・パク ハン・テジュン
今 私はこの人達の為なら
… と !
今回 この病魔からの大きなプレゼントを
手にした。
今まで暗闇をさまよい続けた私は …
見えない 知りえない 私の未来に続く道に
…
一筋の明かりを ぬくもりを
…
神からの贈り物を有りがたくいただいておこう。
ノックの後 看護師が入ってきた。
「
お熱 はかりましょう。 あっ! 丁度よかったですねえ。
点滴終わりました。
先に はずしましょう。
お疲れ様。
それでは体温を
… 」
..... PPPPP ..........
「
38度です。 まだ気は抜けないでしょうが いかがですか?
随分楽になられたのでは? 40度でしたものね。
水分だけは お薬と思って飲んでください。
このうがい薬 使い方はこちらにも書いてありますが
適宜に 200ccぐらいの水
に
2~3滴入れてうがいをしてください。
少し癖がありますので 最初は慣れるまでは うすくてもかまいません。
お水よりぬるま湯の方がいいかもしれませんね。
」
ジェニが 「 はいわかりました 」 と 看護師の後方から答えた。
「 あれ! 奥様は?
」
「 姉はちょっと家に … 」
「 妹さんなんでか? あまり似ていらっしゃらないんですねえ
」
「 私は兄の … 」
看護師はドンヒョクとジェニの顔を見比べ
「
ああ~ シンさんと~ … 何か変わったことがあればご連絡ください。 」
看護師が部屋をでていったあとドンヒョクとジェニは顔を
…
ジェニが
「 ねえ~ 本当に私たち兄妹?
」
二人は声を出し笑った。
こんなひと時も病魔に感謝かな~と
…
看護師と入れ代わりにテジュンが入ってきた。
テジュンは 部屋の中をきょろきょろと見回している。
その様子をドンヒョクとジェニが不思議そうに眺めている。
「
ジニョンは ? 」