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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9823710/11631355
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【四月の雪をドンヒョク と …】






 【 四月の雪 】 を

ジニョン と ドンヒョク が 見に行ったら …?

こんな感じでしょうか? 



No 3 HIT数 2040
日付 2010/04/12 ハンドルネーム maako4
タイトル 3話 【 四月の雪 を ドンヒョク と … 】
本文









3話 【 四月の雪 を ドンヒョク と … 】  



女性の声が耳に入ってきた。



「 お客様 … お客様 … 」



  
… お客様?   … ジニョン?   違う …




ああ~ そうだ! そうだった。



唖然と! 呆然と … その場にたたずんでいた。



ドンヒョクは チラッと係員の女性を見ただけで 

ゆっくりと一歩を踏み出した。



エレベーターではなく ジニョンが駆下りていった階段を 一段一段


ドスン! ドスンと …  重い足取りで …



午後9時前の街の流れは 人 … 人 … 人 …



何度か人にぶつかり 大声で怒鳴られ じろっ! と 睨まれ 

ドンヒョクは軽く頭を下げ 

そこには M&A の ドンヒョクの影すらない。



腑抜け状態で どれだけの道のりをとぼとぼと歩いた?



どれぐらい時が流れただろう …



♪♪♪~ ♪♪~



ジニョンからの着信メール専用メロディーに我に返り 

内ポケットから携帯を取り出す。



メールを読み また愕然とその場に立ちすくんだ。




********** ジニョン ********

取り急ぎ連絡!

あなたの事 警察沙汰になることを予測!

探さない事! 帰らない! 以上 …

 

***********************************



と だけのジニョンからの送信 …



その後 幾度となくプッシュしても勿論つながらない。



ドンヒョクは 自分自身がどこをどう歩いたか?  記憶にない。



今いる場所の確認をし 重い足取りでやっと駐車場に …

 

いつも乗りなれてる車内が広く感じ 重い空気に耐えられない。



 

どうして家路に着いたか覚えていない。



やはり 明かりは …



ガチャッ! 



鍵をあけ 玄関フローアーに頭を垂れ腰をおろす。



しばらくその場に座っていたが 「 はあ~ 」 と大きく溜息をつき

明かりをつけ ジェニに電話をかけた。



「 はい! どちらさまでしょうか? 」 



ジェニはドンヒョクからの電話であることは着信音と画面表示で

わかっていたがちょっとふざけて応答してみた。



しかし 何度も問いかけるが応答がない。



「 お兄さん久しぶりね~ こんな時間に電話なんて珍しいわね?  

もしも~~し! お兄さん怒っているの? 

ちょっといたずらしてみただけよ 」



返事のない携帯を眺め 切りかけると かすかに声が …



携帯を耳にあて 「 もしもし … 」



「 ジェニ 」 弱弱しく ドンヒョクの声が …



「 お兄さん! どうしたの? 」



ドンヒョクは ジェニのいつも変わらない弾んだ声で 

ジェニの所には ジニョンは行っていないことを確信した。



「 遅くにすまない。 ジニョンが ジェニーの所に行ったり 

連絡があったら 何時でもいいから知らせて欲しい。 」



ジェニは ドンヒョクからのこの電話が 

ただ事ではないと思い 問いかけたが 切れた。



ドンヒョクは しばらく静かに目を閉じていたが 

もしやとソウルホテルに …



すぐ! 飛び出した。 そして! ホテルに …



「 あっ! 理事? こんな時間に … 

ソ支配人は早番でしたから夕方帰られましたよ。 」



ドンヒョクは ” ああ~ ここにも … ” 



軽く片手を上げその場をあとにした。



そして いつものジニョンの避難場所に行ってみたが いない!



節目節目のひと時を 過ごしたこの場所で まさかこんな思いで

一人で夜景を見るなどと思っても見なかった。



手に握られた携帯を見つめ大きく溜息をまたひとつ!



ここ数時間でどれだけの溜息を? 




ピッポッパッポ …



「 ハイ! 」



「 テジュン … 」



「 何だ! こんな時間に? 」



「 ・・・・・ 」 



ドンヒョクは弱弱しくテジュンに 



「 ジニョンの行きそうな所 … 教えて欲しい … 」



「 ドンヒョクが知らないのに分るはずがないだろう? 

どうしたんだ? 喧嘩か? 」



「 ジニョンから連絡があったら教えて欲しい。 何時でも … 」 



弱弱しくあとの言葉は聞き取れない。



「 わかった! 」



「 明日のジニョンの勤務は … 」



「 手元に 勤務表がないから解らないが多分遅出だったかな? 」



「 遅くにすまない 」 そう言って切った。



テジュンは携帯を見ながら ” はあ~ ” と! 溜息をついた。




丁度 1時間前ぐらいに ジニョンから電話があった。



ドンヒョクとは正反対でジニョンは歯切れのいい いつもより元気に感じた。



従業員の緊急待機室の一室に 

誰にも言わないで泊まりたいたいというのだ。



ホテルには何室か 緊急事態に控え通常勤務者以外に 

待機が必要な場合 仮眠室とは別に部屋を設けてある。



この部屋の使用は 厳重に管理されており

社長と総支配人の許可が必要である。



この事は ジニョンも支配人として

把握しているにもかかわらず電話をしてきた。



今回のように 私用で使用するという事は一度もなかった。 



ジニョンの電話の内容から 何かあったのだと感じた。



はねつけて大事に至ってもと テジュンは判断が鈍った。



しばらく無言が続いたが とにかく今夜だけと言う事で 許可した。



その代わりに 明日にはきちっと訳を話す事を約束をさせ 

許可を出した。



ジニョンは テジュンから鍵の置き場を聞き 

部屋にたどり着き そのままベットに横になると爆睡。




ジニョンは ドンヒョクに強く握られた腕を振り払い 

階段を駆け下りなが 確かに映画鑑賞中に 

ドンヒョクが急にフロアーへと連れ出された出来事は 

驚き ジニョンの腕を強く握られたドンヒョクの手を振り払い

出てくる涙を拭いながら 

2~3階 階段を降りたあたりから スピードを落とし

きっと猛スピードであとを追ってくるに違いない

ドンヒョクの姿を想像しながら 後ろを気にし


「 クスッ! 」  と  いたずら心が芽生えた。



そこからは どうしてか? 笑みがこぼれ楽しい気分で階段を …



しばらく エレベータも階段も見渡せる場所に身を隠し 

ドンヒョクを待っていたが なかなか現れないドンヒョクに

どうして!? と 思いながら 映画館をあとにした。



ふと! 頭をかすめた。



ドンヒョクの事 警察に捜索願なんてことも考えられる。



そうそう! まずは … 携帯を取り出しメールを送信した。



” 取り急ぎ連絡!

あなたの事 警察沙汰になることを予測!

探さない事! 帰らない! 以上 … ”



二人で映画に行くのは初めてで 当然、あのような内容の映画を

ドンヒョクが冷静な気分で観れるはずがない。



ただこのまま帰るのでは … 

ジェニの所ではすぐに見つかる。



ホテルの仮眠室!



あくる日 待ってましたかのようにホテル内で

テレビのドラマ以上に ドラマ化され 

二人の仲は悲劇に作り上げられるのに間違いない。



以前、スンジョンと泊まったホテルとも思ったが、

主婦になったジニョンには もったいないと …



そうだ! 確か? と 思いつき

このあたりが制服を脱いだ ソ ・ ジニョンは 

プロ意識に欠けるところだが テジュンに連絡を取り強引に許可を得た。



テジュンは 後味の悪いドンヒョクとの電話で

完全に目が覚めてしまい キッチンにいき 

焼酎をグラスにつぎ 薄明かりの中で飲み干し

しばらく腕を組み目を閉じ 

時計の音を耳にしながら考え込んでいた。



洗面所に行き 顔を洗いほっぺを膨らませ一息 …




テジュンは心が痛んだ。



この時点でも迷っていたが受話器をとり  



ピッポパッポ♪



ダイヤルボタンを、 押し終わると同時に受話器が上げられた。



「 おい! 電話を睨みつけていたのか? 」 



そんな冗談しか言葉がでてこなかった。



ドンヒョクは弱弱しく 



「 ああ~ テジュン ! 」



「 ああ~ は ないだろう 」



テジュンも切り出す言葉が見当たらず少し間が開き 



「 ドンヒョク! 実は … 」



そこまで言いかけるとドンヒョクが 



「 やっぱり! 」 



ドンヒョクが一言 …



「 おい! 切らずに聞け … 」



「 ああ~ 」



「 ドンヒョクから電話があった一時間ぐらい前に 

ジニョンから電話があった。 」



テジュンは ドンヒョクに経緯を淡々と説明をした。



「 テジュンはジニョンの事 なんでも手に取るように … 」



「 おいおい! 勘違いするなよ。 長いつきあいだ。 

ジニョンだけではない。


ソウルホテルのホテリアみんなを把握している。  」



「 分かってる。 すまない。 知らせてくれてありがとう 。 」



「 … で!  どうする。 迎えに行くのか? 

他のものはその部屋を使っていることは知らない。 

大げさになることは防ぎたいが ドンヒョクの気持ちもわかる。 」 



少しの時間沈黙が



「 今日のところはこのままで … 」



「 そうか。 明日ジニョンにはこの事は言うつもりだ。 」



また沈黙が … 



「 なあ ドンヒョク大丈夫か?   二人の問題だろうから

何があったのかとは聞かない。 聞いても言わないと思うが 

口に出す事で心の整理って言うか自分の考えが

まとまると言う事もあるぞ。 それにしてもおかしい~ 」



「 おかしいって …  何が? 」



「 ジニョン   ドンヒョクの深刻な落ち込んだ声とは対照的に 

あいつは いつになく冷静って言うか 感情的ではなかったぞ。 」



テジュンは 言わなかった方がよかったかなあ と 

思いながら電話を切った。



テジュンは落ち着かなかった。



時計に目をやり日が変わったばかりだった。



着替えをして 家にあるだけの焼酎と 

つまみになりそうな物を袋に詰め家を後にした。




ドンヒョク は テジュンの電話をきったあとも

電話の前にすわったままだった。



静まりかえった部屋に けたたましいチャイムの音が …



ドンヒョクは ジニョンが帰ってきたのではと 

ソファー に つまずきながら 



玄関に …

 






 


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