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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9808290/11615935
開設サークル数: 1238
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メンバー Total :30
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書き込み Total : 5205
Today : 9
【 短編 】








No 1 HIT数 1261
日付 2010/04/13 ハンドルネーム maako4
タイトル 【 ドンヒョクさん ハード―ドでは … 赤い糸 】
本文






【 ドンヒョクさん ハード―ドでは … 赤い糸 】




私 シン ・ ドンヒョク   あなた ソ ・ ジニョン


あなた ソ ・ ジニョンは私に 前触れもなく 



「 ねえ~ そうでしょう。 そうよねえ~ 」  と …


私は リビングのソファーに深く座り 

足を組み 手には経済紙を …



「 今日もドンヒョクさんは忙しくて大変だったのでしょう。 

私は 一日中 暇だったの。 」 



二人で片付けば早く終わると言う私の申し入れも 

うわの空で  私の手に残りのワインとグラスを手渡され 

無理やりリビングのソファーに私をすわらた。



たまには一人で後片付けをするわ~ と …



いつも以上に鼻歌も調子よさそうだ。 



そしてキッチンから つかつかと歩み寄り手に持たされた

ワインとグラスを 

無理やり取り ソファーの前のテーブルに置き

今度は テーブルのうえにおいてあった経済紙を手に持たせ 




「 これでも読んでいてね。 」



この新聞は 資料としてとっておきたい記事があり

処理済の新聞で書斎に置き忘れていた。 



着替えを済ませ 

書斎から片付けようと持ってきたかなり前の新聞だ。



でも まあいいか。



あなたを眺めながら 私は微笑んでいる自分を感じながら

ソファーに身をまかせ 

時として声を出して笑いたくなるしぐさを

あなたは繰り返し 私を楽しませていたが

いつものことながら急にまったく前触れもなく 

振り返り 大きな声で



「 ねえ~ そうでしょう。 そうよねえ~ 」  と …



ねえ~ そうでしょう? そうよねえ~ と 

急に言われても何をどう答えれば?



「 ・・・・・ 」


あなたの中では私の即答を期待しているのだろう。 



いや即答でなければならなかったようだ。



あなたは水道の蛇口から流れ出す水で次々と洗浄しながら

あなたの頭蓋の中の回路を何かが駆け巡ったのだろう?



あなたは 穏やかなこのひと時 感の虫が起き 

声のトーンを1オクターブ いや 2オクターブも上げ 



「 ねえ~ 私達は 赤い糸で結ばれているのよね~ 」 と …



ああ~ 最初からそう言ってもらうと そういうことなんだね。 



この時点で ジニョンの 「 ねえ~ 」 が 

私の回路にインプットされる。



急に 「 ねえ~ そうでしょう。 そうよねえ~ 」  では?



それでも 反応しない私のもとに 私の顔を両手で挟み 

大きく上下に揺らす。



それにしても 赤い糸 … ? 


突然 何処からの発想なんだろ?



私は そんなジニョンが愛おしく 可愛く どうにもたまらない。



きれいにふき取られていない湿り気の両手で 

されるがままにそんなジニョンを 

今日は じっくりと味あわせてもらっていると諦めたのか 

手を離し その場を離れようとしたジニョンに 私は 



「 ねえ ジニョン どうして? 赤い糸なんだろう? 

赤い糸でないといけないのかな~? 」



あなたがくるりっと振り返り 首を傾げ 口を一文字に …


少し困った顔でじっと私の顔を見た。



「 そうよねえ? 」   ドスンと私の横に腰をおろす。



” おいおい! そんなに真面目に考えなくても …

ちょっと! ちょっとだけ … ふと! 思いついただけなんだ  ”



そう 心の中で語りながら ジニョンの方に身体をむけ

肩を引き寄せ あなたの顔を覗き込む。



” あっ! しまった ”



あなたのこの顔つきは いつものあれを …



「 ドンヒョクさん! 」 



” ほ~ら 来た! ”



「 ドンヒョクさん! ハーバードでは習わはなかったの? 」



最近 よく耳にする …  ジニョンの口から

” ハーバードでは? ”  



「 そうよねえ。 別に赤い糸でなくても? 」



数分前のかん高い声は 静かに 独り言のように …



身体の向きを少し変え 少し鼻にかかった声で



「 ねえ~ ねえ~ ドンヒョクさんは何色の糸がいい。 

同じ色でないと … 」 



なんと! 数分であなたの変身ぶりは …



悟られないように 

楽しんでいる別の私がそこにいるのを感じながら 

即答しない私に ジニョンは感情をむき出し 少しヒステリックに 



 … また新たなジニョンを …




そうだ。 この間 こんな事が …



スンジョン女史に待望のベビー誕生。 



知らせを聞いたジニョンは自分のことのように喜び 

すぐに病院へ



帰宅後 夕食も済ませ二人であと片付けを …


その夜のジニョンは興奮冷めやらず 

頭には 髪の毛が 目にまつ毛が

指にはつめが 鼻にはちゃんと穴が2つもあいているの?



おいおい ジニョン! と 突込みを入れたくなるような

意味不明の言葉にも気がつかないで 

私の指を握ったの 笑った 泣いた と 永遠に続く …



後片付けが終わり ワインを飲みながらも尚も続いた。



そんな時 やはり 今日のように 「 ドンヒョクさん!」 



ジニョンの口から ハーバードが出る 


” ドンヒョクさん  ”  は 


独得な言い回しで 内容も 今回のように

シンプルなものではなく 回答に困る事も多々ある。



この時の ” ドンヒョクさん  ” は いつものように私は



” ほら来た ”



「 ドンヒョクさん! ねえ~ 不思議よね。 何が~? 」 



少し 様子がおかしい … 沈黙が続いたので 

顔をのぞきこむと! 恥ずかしそうに 顔を紅潮させ 



「愛し合って あの うにゃうにゃ べチャべチャが どうして?

あの可愛いベビーと結びつくの?  

ハーバードでは習ったの? 」



私は ハーバードでは習わなかったが それなりに説明を …



だが ジニョンの不思議は永遠に続き夜が明け 

二人はふらふらで仕事に …



結局 ジニョンは理解不能のまま …



いつの日にか また そのうち … きっと …



ソ ・ ジニョンというこの女性は 

ハーバードという名の大学は 知らないこと 知りたいこと 

すべてが 『 即答処理機? 』 のように 


 ” ハーバードでは・・・ ”  と …


日ごと 何? なぜ? が あなたの脳裏に …



そして?  解決しない限り …


「 ハーバードでは … 」  の オンパレードが続くだろう。 



あんな事 こんな事と 数えきれない。 



「 ハーバードでは習わなかったの?



ハーバードでは?  ハーバードでは? 」   と …



今回 赤い糸の件は 私はこう思った。 



赤い色は血の色とも 情熱をあらわす色とも言われるが 

色は何色でもいいのではと …


問題は糸の先端だ。



目に見えない糸の先端が 平行のままだったらどうだろう? 



絡まっていたら? 



問題は糸の赤い色ではなく 糸の先端がと!



と 言うように ジニョンにとっては通りすがりに

ふと、 思い巡ったことを投げかけられ 

私はあまり使わない回路をつなぎ合わせながら

変な理屈を 結論の出ないまま? 



いや すでに出ている?



別に赤い糸というのなら赤いとでいいのでは? 



おさまりのいいのが赤い糸なんだろ~ 



苦笑しながら この明晰な頭脳が悲鳴を上げる。



定かではないが  中国に赤い糸に類似した 

「 赤縄 」  という言葉があったように記憶する。



赤い糸のように繊細な感じではなく 

赤縄はたとえ 斧で切ったとしても 

切れることなく 強い気綱を



ソ ・ ジニョン この私 シン ・ ドンヒョクは 

あなたと私が たとえ違った色の糸であろうとも

糸がどれだけ 絡みあっていようとも

切れのいい斧で 丈夫な赤縄を切ったとしても



あなた ソ ・ ジニョンは 私 シン ・ ドンヒョクの運命のひと

私 シン ・ ドンヒョクは ソ ・ ジニョンを愛している。



ソ ・ ジニョン 



ある日 あの時 私はあなたに 「 僕だけを … 」 と …



いつまでも 私 シン・ドンヒョクだけを みつめていてほしい …



そして  いつまでも  いついつまでも …



私 シン ・ ドンヒョクを 愛して ほしい  と 願う …




          ..............  完  .............
 








 


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