4話 【 四月の雪 を スンジョンと…
】
スンジョンのひじで、 ジニョンの横腹あたりのつつき攻撃は
このあとも永遠に続いた。
横腹にあざが出来るのではと思うぐらい同じ場所を
ひじで合図を送ってくる。
その度に
「
いや~ん! 」 「 なによ~ 」 「 ふ~ん~そう …
」
などという合図地をいれ ジニョンはスンジョンを
通路側にすわらせたのは
正解だったと思った。
ジニョンはいつの間にか隣の女性がいない事に気がつく?
トイレにでもいかれったのかと思っていたが
それにしても少し時間がたちすぎてる。
今度はジニョンがどんどんエスカレートする
スンジョンの横腹をひじで合図を送った。
しばらくは静かに …
しかし それもつかの間
「
ねえ~ねえ~ あれって!避妊の~ ほれほれ … みてみて!
」
今度は少し身体をねじりジニョンの腕をたたいた。
「 いや~ん! ほらほら男性が袋にいれたよ!
あれってさあ~ 男性が用意するじゃない!
そしたらさあ~ 今 ベットの上の
だんなが用意したってことでしょ~ うわ~ それを
…? 」
画面の話は進んでいるにもかかわらず
「
ね~ ジニョン! あなたの所は理事が用意しているの~
」
ジニョンはまさかのスンジョンの質問に心臓が波打ち始めた。
なおもスンジョンは
「
うちわさ~ … 」
ジニョンはスンジョンの横腹あたりを強くひじでつついた。
「
はいはい。。。」
スンジョンは姿勢を変えた。
画面は 生死をさまよっている二人のはしゃぐ
いとなみと声が
カメラの画面を見る主人公の男性。
「 いや~ん! よくやるわえ~ … 」
またまた
…
永遠に続くスンジョンの行動に堪忍袋の尾が切れかけている頃。
ジニョンの肩をポンポンと!
耳元で 「
お静かに …
」 と耳に入ってきた。
ジニョンは後ろを振り返り軽く頭を下げた。
大きく溜息をつきジニョンの怒りは頂点に
…
ジニョンはバックを手にし席をたった。
スンジョンは
「
いや~ね~ トイレは始まる前に行っておきなさいって
いったでしょ~
」
ジニョンはスンジョンをにらみつけ席をあとにした。
ジニョンはドンヒョクのようにスンジョンの手首をつかみ館外に
連れ出そうと思ったが スンジョンの事!
悲鳴に近い声を発する事は想像でき 見捨て出て行った。
「
どうして! こうなるのよ! 」
と 言いながらエレベーターにむかったが
目の前でドアがしまり溜息をつきながら例の階段から一気に下った。
ドンヒョクと来たときと同じ道のりを怒りが早足に拍車をかけた。
丁度バスが来ていて乗り込んだ。
席につき携帯を取り出し電源を入れるとドンヒョクから
メールや留守番電話が数え切れないぐらい入っていた。
メールの最初の一件は
…
* * * * * ドンヒョク * * * * * *
今頃なにをしているのかな~
僕は 一息ついている所だよ。 もう少しかかりそうだ
。
ちゃんとベットに入って寝るんだよ。
愛してる。 ジニョン。 おやすみ。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
ドンヒョクのメール画面はいつもこのような感じだ。
その後 「 ジニョン どうかしたの?
」
「 何かあったのか。 」 と いうよな内容が繰り返されていた
」
ジニョンは大きく溜息をつき 気が重くなった。
またもや大事件が発生という感じだ。
とにかく ドンヒョクにメールを
* * * * * Re. ジニョン * * * * *
ドンヒョクさん お仕事ご苦労様。
今バスに乗っています。
もう少しで家に着きます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * *
簡単なメールを送信した。
すぐにドンヒョクからの着信音がなった。
ドンヒョクは依頼者との長時間の打ち合わせを済ませ、
その後レオと詳細を書類にお越し ひと息したところで
ジニョンにメールを入れた。
もう少ししてから帰るわ~ とは言っていた。
この時間には家にいるはずだ。
返信がなかなかかえってこない!
その時点では笑みを浮かべ 入浴中だな~
また! ソファーでうたたねかあ~ と
…
そして引き続き仕事をし始めたが気になりだし電話をした。
最初は家の電話に
…
何回かけても呼び出し音で
携帯にかけてみた。
電源が切られているという言葉が流れ それ以後繰り返していた。
レオがそんなドンヒョクの様子に気がつき
「
ボスどうした! ジニョンさんか~ もう~新婚じゃあるまいし …
」
レオがそこまで言いかけるとドンヒョクの鋭い目がレオをみた。
長年つき合っているがこの目つきにはレオも振るいあがる。
レオはドンヒョクに何かがあったに違いないと思い
「
何かあったのか? 」
「 ジニョンと連絡がつかない! 」
「 いつから …
」
「 4時過ぎにメールをしてからだ! 」