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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9814460/11622105
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【 I'm loving you. 】




【 I'm loving you. 】 は 続編 【 I'm loving you. 追憶 】 があります。
 



No 2 HIT数 2674
日付 2010/01/12 ハンドルネーム maako4
タイトル 2話 【 I'm loving you. 】
本文








【 I'm loving you.  2話 】 




あれから月日は三年あまり時が流れた。



私は 役職が変わったものの、忙しい変わらない日々を過ごしている。



私が席を置いている総合病院は本院と称し 分院もあった。



分院から緊急手術を伴う患者が搬送されてくると連絡が入った。



患者の搬送は必ず医師と看護師がついてくる。



救急車が到着した。



ストレッチャーにのせられた患者は手術準備室に直行で運び込まれた。



手術室担当の看護師達の手で患者の術前の準備に入った。



白衣を着ていなければ医師とは思えない 

髪の毛は後ろで縛り 色白で細めの長身の医師と、 

正反対にふくよかなベテラン看護師というイメージの

看護師が付き添ってきた。



手術用の衣類に着替えた患者を、 

私と手術の助手をする医師 麻酔医が患者の診察に入った。



すでに付き添ってきた医師の手で

シャーカステンにレントゲン写真は並べられおり

タイミングよく、私たちの動きをよく観察していたのだろ~

彼女が話し出しこちら側の医師がお互いに顔を見合わせた。



多分 皆の思いは同じだったと思う。



人を見かけで判断してはいけないということは

重々分かっていたがこれほどのギャップに驚かされた。



一定のリズムで落ちついた声のトーン 

しかしメリハリがありひきつけられた。



まず簡単な自己紹介をし、こちらもそれぞれの手術の担当職種と名前を …



その後、患者の既往歴 検査データー 

レントゲンフイルムを手際よく説明におおじ入れ替えながら 

現在に至るまでの説明が短時間で明確に説明された。



最後にご質問はと聞かれた。



このように緊急事態には少なくても何かが抜けており

2-3の質問があるが完璧に説明がされ

その上すべての必要資料等データーはそろえられいた。



手術室の責任者から手術室に入るかという質問にも

ほとんどが一度はちゅうちょするが

即答でご迷惑でなければとつけくわえ、 

手術場更衣室に案内され手術着に着替えにいった。



私が執刀するのだが、助手の医師が手洗いしながら 

印象の違いを小声で話してきた。



手洗いを終え、手術場に入り、手術着のガウンのひもを結んでもらい 

ゴム手袋 ガウンについたマスクのひもも後頭部で結んでもらい 

すでに麻酔医の挿管は済んでおり所定の場所についた。



麻酔医からの手術開始の許可を待った。



先ほどの患者の主治医はと目で追うと 

持ってきた患者資料を乗せたワゴンをそばに置き

邪魔にならない位置に立つていた。



麻酔医から執刀の許可が出て開始した。



 




術中も麻酔医からデーターの提示もそく見やすいように

質問にも即座に答えている。



驚いたのは手術途中で私がレントゲンの提示を求めた。



シャーカステンの前に行くとすでにレントゲンフィルムが並べられていた。



決して手術の手元が見やすい場所にいたわけでもないのに、

手術の進行を把握していたのだろう。



その後もレントゲンが手術の進行に応じて入れ替わっていた。



こいつはいったい何者だなんて何度か頭をよぎった。



いつもと違った緊張感が手術室に流れていた。



手術室担当の看護師の仕事も何気なく手伝ったいた。



緊急手術のため看護師の手も十分ではなかった。



出血量の測定 ガーゼカウント 

手術機械台から離れた器具のカウントもさりげなく手伝っていた。




手術が終わり麻酔医がそれとなしに食事を誘っていたが、

患者が麻酔から覚醒し一言声をかけたら、

緊急にこのような事態がありましたから、

帰りまして回診をしなくてはいけないと断っていた。



詰所で私は所見を記入しながら搬送されてきた患者の主治医の彼女に

術中所見の説明をしていると 

患者が麻酔から覚醒し集中治療室に移されたと連絡が入った。



ひと通りの診察を終え 後ろに控えていた彼女に席を譲った。



患者のそばに行くと患者もうつろな目で彼女と面会し患者は彼女に手を差し伸べ、

その手を彼女は両手で包み、 何気なくその動作に目を向けると

かわいいというか幼い笑顔に驚いた。



患者に微笑み 2-3回縦に首を振り患者の手をさすっている彼女がいた。



詰所に引き上げそれではと彼女はひきあげた。



引き上げたはずの彼女が戻ってきて私に 


「 お久しぶりです。」 と 頭を下げた。



私は今一度彼女の顔を見直したが全く記憶になく 無言で頭をさげた。



彼女は私の態度でそれ以上何もいわないで

失礼いたしましたと言い残し帰って行った。




私は多くの人との出会いもあり、こちらの病院も

出身大学の付属病院からの派遣というような形なので

大学の付属病院を行ききをしている。



その関係でどこかで会っていたのかなぁ~ 

程度にしか思わなかった。











 


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