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【ドンヒョクピンチ!夜勤の…】 |
【 ドンヒョク ピンチ? 夜勤のジニョン … 】 は
ジニョンが 夜勤で巻き込まれた出来事の数時間を
創作話に …
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No |
1 |
HIT数 |
1623 |
日付 |
2010/04/25 |
ハンドルネーム |
maako4 |
タイトル |
1話 【 ドンヒョク! ピンチ? 夜勤のジニョン … 】 |
本文 |
【 ドンヒョク ピンチ? 夜勤のジニョン … 】 1話
ジニョン の 素晴らしい 誰もが愛する微笑を僕にむけ
ゆっくりと手を振り 後に一歩 … また一歩と僕から離れていく。
ジニョン の この不思議な行動に僕は少し首をかしげ
その場から動けず じっと眺めている。
夢であって欲しい? これは夢なんだ! と …
自分自身に言い聞かせている僕がいた。
いつも僕の左側に ジニョン が 僕の腕を枕にして
枕から外れ 僕の胸のあたりに顔を押しつけ 起用な寝方に
笑いをこらえられない時も 多々ある。
左手を無造作に動かし スリムではあるが丸みのある
暖かい感触が なかなか指先に触れない?
ゆっくりと少し目をあけ? ジニョン がいない?
頭を持ち上げる?
いない?
「 ああ~ そうだった。 ジニョン は夜勤だった。」
独りごとを言いながら 起き上がる。
「 ああ~ ゆめ? か! 」
何気なくテラスに出て 天を仰ぐ。
月明かりが薄っすらと 雲におおわれた空を見上げながら
「 ドンヒョク さん お月様がご機嫌よ。
お星様も キラキラおしゃべりしているわ 」
と ジニョンの弾んだ声を 一人 思い出し笑いをしながら
リビングにタバコを取りに行く。
テラスにおかれた白いイスに腰をおろす。
足を組み 寝着に包み込まれた鍛えられた身体とは似つかない
スーッ と 伸びた指に挟まれたタバコに 火をつける。
静かに煙を吐き 少し物足りなさを味わいながら
それもつかの間 電話の呼び出し音が 部屋中に響き渡る。
タバコを灰皿の中で消し
テラスから電話の呼び出し音がする部屋に顔を向け
一瞬 動きが止まり 心臓の鼓動が少し早くなるのを感じながら
部屋に入る。
受話器に手をやりながら 置時計に目をやると
あと数分で午前3時になろうとしている。
この時の僕の頭の中は テープのはや回し状態で
いろいろな事が …
レオか? いや? こんな時間にかけてくる仕事は手がけていない。
すると! 夜勤をしている ジ二ョン に … ?
不吉な予感を感じながら受話器をとる。
「 はい! 」
「 理事 ホテルの方にすぐに来ていただくようにと連絡が … 」
そこまで聞き 心中は定かではない。
しかし ドンヒョク の癖のひとつ?
いや! これを癖と言うだろか?
必ずこういう場合 冷静さを装ってしまう自分を感じながら
いつもよりおさえた声で
「 どういうことですか! 」
「 そう伝えるようにだけ … 」
「 誰にですか? 」
「 社長にです 」
「 社長は? 」
ドンヒョク の口調が鋭くなる。
こんなやり取りをしていても …
ドンヒョクは電話を切り
急いで早朝ジョギングに用意していたウェアーに着替え車に …
街は寝静まっている時刻 差ほど時間はかからずホテルに着いた。
車の中から 何度も ジニョン と テジュン に 連絡を取ったが
携帯の電源は切られており ますます心中 定かではない。
乱暴に車を止めホテルの中に …
ヨンジェ が 駆け寄り一枚のメモを手渡した。
「 社長からの伝言です。 理事に先ほどお電話をおかけしたあと
再び社長から連絡がありました。 この病院に来てもらうようにと! 」
ヨンジェ から渡されたメモを見て ドンヒョク は顔面蒼白に …
用紙には 病院の名前が …
ドンヒョク は メモに記された病院に 車を走らせた。
” ジニョン! 一体何があったというのだ。 すぐ行くから … ”
一度も止まる事なく信号も無視。 病院まで ドンヒョク が
事故に合わなかったのがおかしいぐらいのスピードで …
救急外来窓口には 連絡がはいっていたらしく
すぐに救急外来に案内された。
病院内の廊下に人の気配が …
早足で 一歩また一歩と近づくと
人の気配は ジニョン と テジュン であることがわかった。
ジニョン と テジュン も ドンヒョク の姿を見つけ駆け寄ってきた。
ドンヒョクは 息も絶え絶えに ジニョン に かけより
しっかりと胸に抱きしめた。
ドンヒョクの鼓動が ジニョン の 胸にまでつたわってくる。
「 ドンヒョクさん! 痛いわ! 」
ドンヒョク は 大きく縦に首を2~3回振り 胸から離した。
テジュン に向かい大きな声で
「 どういうことなんだ! 」
ジニョン も テジュン の 顔も少し青ざめている。
ジニョンが 「 お客様が … 」 そこまで言うと テジュン が
「 今日 ソウルホテルで結婚式を上げられたお客様が
お泊りされていて 二人の間で喧嘩を …
ホテルを飛び出した新婦を追いかけた新郎が車に …
救急車で運ばれ 僕たちもついてきたのだが
出血がひどく輸血がいるらしい?
それで ジニョン が … 」
「 保存血があるだろう。 何で ジニョン が 献血を …? 」
「 それがなんだか数少ない血液型らしい。
ドンヒョク! 知っていたか?
ジニョン が RH マイナスのA型 だということを …
保存血がすぐには間に合わないらしく 偶然
ジニョンがその血液型なんだ。
ジニョン は 献血にOKしたんだか 病院から
まずは200cc採血するが、 保存血が間に合わなければ
再度200cc 計400ccの採血をしたいと 申し入れがあった。
ジニョンはいいと言っているが こればかりは僕の判断では …
それで ドンヒョク お前に連絡をしたんだ!
お客様は 危険な状態らしい。 」
ドンヒョク は 大声で
「 ダメだ! ダメだ。 ダメに決まっている。 」
ジニョン は 「 ドンヒョク さん 私の血液で命が左右するのよ。 」
ドンヒョク は テジュンの両肩を持ち 揺らしながら …
「 医者に何とかしろといえ。 ジニョン からの献血はダメだ! 」
ドアが開き看護師が出てきた。
「 夜中の病院ですのでお静かにしてください。
交差試験はOKがでましたので 献血お願いできますか? 」
「 こんな時の為に保存血があるのでは … 」
テジュンからの説明があったにもかかわらずドンヒョク が 看護師に詰め寄った。
看護師は テジュン の 方に
「 この方は? 」
「 献血者の主人です。 」
看護師が
「 ご主人様ですね。 それが事故の患者さんは
奥様もそうですが RH(-) という数少ない血液型なんです。
一刻を争います。
勿論 全力で保存血の手配はしておりますので … 」
「 もし この人 ジニョンがいなかったらどうしていたのですか? 」
「 ご主人様落ち着いてください!
今 現在いなかったらという過程の話ではなく
今 現在奥様が献血者としてこの場に
おられるということで話を進めております。 」
「 ドンヒョクさん! 」
ジニョン は ドンヒョク を睨みつけ
「 いいです。 採ってください。 どこにいけばいいですか? 」
「 こちらです 」
ドンヒョクは 頭を抱え訳もわからないうめき声のような?
声を上げ両手のこぶしを壁に数回 たたきつけた。
ジニョン が
「 ドンヒョク さん 私は大丈夫。 大丈夫だから … 」
「 じゃ! 少し … 少しだけ! 10cc とか 20cc とか ? 」
とても ハーバードを優秀な成績を収めた者の発言とは?
「 えっ? 」 と 看護師が …
テジュン が 「 そんなぐらいでいいのであれば
輸血はいらないだろうが …
ジニョン は いいんだな~ 」
ジニョン は 小さく首を縦にふった。
あの 冷静沈着な ドンヒョク は 何処へ行ってしまったのか?
ドンヒョクが 看護師に
「 じゃ~ 横についていてもいいでしょうか? 」
「 どうぞ 」
ドンヒョク は ジニョン を 包み込むかのように肩を抱き
看護師のあとをついていった。
テジュンは そんな二人の後ろ姿を見送りながら
変な胸騒ぎを感じながら廊下の長いすに腰をおろす。
しばらくすると 少し離れた処置室が賑やかに …
そして ドンヒョク が 白衣を着た男性二人に両脇をつかまれ
部屋からつれ出されてた。
「 この方の … 」
と 言いながら白衣を着た男性が キョロキョロしている。
テジュン が 立ち上がると ドンヒョク達の後からついてきた看護師が
「 申し訳ありませんが この方の管理を …
大変迷惑ですのでお引取りいただいた方が … 」
「 じゃ! ジニョン も つれて帰る。 」
そういわれているにもかかわらず まだ! ドンヒョク は
白衣を着た男性に食ってかかる。
ドンヒョク の そんな様子に テジュン も苦笑いしながら
「 大丈夫です。 わたくしが … 」
ドンヒョク の 背中をポンポンと!
白衣を着た二人の男性は振り返りながら
何やらぶつぶつと言いながら引き上げていった。
廊下に置かれている長イスに ドンヒョク を 座らせ
テジュン も 腰をおろした。
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