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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9811784/11619429
開設サークル数: 1238
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【ドンヒョクピンチ!夜勤の…】







【 ドンヒョク ピンチ? 夜勤のジニョン … 】 は

ジニョンが 夜勤で巻き込まれた出来事の数時間を 

創作話に …




No 3 HIT数 1163
日付 2010/04/25 ハンドルネーム maako4
タイトル 最終話 【 ドンヒョク ピンチ? 夜勤のジニョン … 】
本文







【 ドンヒョク ピンチ? 夜勤のジニョン … 】 最終話




慌ただしく料理長が指示を出す。



「 まず ジェニが抜ける仕事の分担は大丈夫だな~ 」 



と、 念を押しクーラーボックスを用意させた。 



その中に 牛乳 ・ バナナ ・ 洗浄し切り揃えた

セロリー ・ りんご ・ 人参 と その他 数種類の野菜を入れ 

早朝作られたサンドイッチを 理事やテジュンも摘むだろと

少し多い目に 体裁よくバスケットに …



そこは手馴れたもので ジェニに指示したコーヒーもポットに入れられた。



厨房の中の一人が 「 でも おかしいですね? 」



「 何がおかしんだ? 忙しいんだ! 早く言え! 」 



と 料理長が



「 この間 知り合いに頼まれ献血をしましたが 

お昼の休みに400cc 採取したんです。 


ジュースをもらって帰ってすぐに仕事しましたよ。 」



「とにかく 理事が 直々にジェニに連絡をしてきたんだ。

何かあったんだろう? 」



ジェニが 「 すみません。 なんだかよく事情が? 」



「 気にするな!  ジェニがあやまることはない。 

ジニョンは娘みたいなものだ。 ジニョンにはみんなも … 」



そこまで言いかけ 料理長も要領の得ないまま



「 あとの事は頼んだぞ。 」



「 はい!」  



厨房の食品搬出入口に ヨンジェの運転する車が

すでにエンジンがかけられて待機していた。



午前5時前という時間帯は まだ街は動いてはいない。



スムーズに病院につき ヨンジェは一旦車を救急受付の

少し手前の死角にとめた。



料理長の指示を待つヨンジェ と ジェニ



「 ヨンジェ 電気を使いたい。

この付近で差込を探して持ってきた電気コードをつなげ! 」



ジェニも一緒に探した。



すぐに見つかり 電気コードを差込み料理長のもとへ …



「 作業はこの車の中でする。 」 



ヨンジェ と ジェニは とにかく料理長の指示に従った。



料理長は手際よく 持ってきた業務用のジューサーを電気コードにつなぐ。



容器に入れられた材料をジューサーにかけ みる見る間にジュースへと …



ジェニに 「 出来た。 急げ! ヨンジェ 一緒に … 」



「 はい! 」



「 ヨンジェは 荷物を置いたらすぐここに戻ってきてくれ。 」



「 はい ! 」



クーラーボックスに収められた作りたてのジュースをいれ 

バスケットに入れられたサンドイッチとコーヒーのポットを持ち 

救急患者受付で説明をし ドンヒョク達のいる場所へ  

ヨンジェ と ジェニは案内された。



ジニョンのもとへ運ばれたジュースを ジニョンは美味しそうに飲み干した。



ジェニから 病院の外で行われた事を

ドンヒョクとテジュン そしてジニョンに話された。



この時は 採血した部屋から看護師の配慮で 



「 しばらくこちらの部屋の方で … 」 と 



早朝 診療体制に入っていない為 

使われていない ゆったりとした面談室にうっていた。



ジニョンは サンドイッチに手が伸び 早朝にもかかわらず

すご~い食欲で数個のサンドイッチを口に運んだ。



ドンヒョクとテジュンは香りとともにコーヒーを味あい癒された。



「 じゃ! 安心したわ。 料理長とヨンジェを待たせると悪いから帰るわ。 」



ジニョンが 



「 皆によろしくね。 こんなに元気だから心配しないでと言っておいてね 。」



ジェニの見送りをかね ドンヒョクとテジュンが外で待つ二人のもとへ …



テジュンが料理長とヨンジェに事の一部始終を話し 

ドンヒョクは二人に 深々と頭を下げお礼の言葉を …



ドンヒョクとテジュンは3人の乗った車を見送り しばらくその場にとどまっていた。



テジュンがドンヒョクに目をやり ドンヒョクの異変に気がついた。



「 大丈夫か? 」



「 ああ~ テジュン!」



「 何だ!」



「 ジニョンが言ってた。 ジニョンがテジュンを迎えに来た時 … 」



「 僕をアメリカに迎えに来た時か? 」



ドンヒョクは軽くうなずき 



「 ジニョンが一点の曇りもない笑顔で 

ソウルホテルの事を … ソウルホテルには お金では買えない

素晴らしいものが一杯あると言った。 」



ドンヒョクはメガネをはずし涙を拭い



「 はあ~ すごい すばらしい … 

僕は我を忘れジェニに助けを求めた。 


恥ずかしいよ。 さりげなくこんな事を … いいのかな~。 


この僕が …


この人達の温もりに触れて 包まれて 場違いのようにも …


僕が熱を出した時も今回にしても こんなに 人に優しく 暖かく

テジュンも含めてだがどうなっているんだ! 」



ドンヒョクはテジュンにきずかれないように涙をぬぐった。



テジュンはそんなドンヒョクをちらっと! 横目で …



「 そうだな~ みんなあついからな~ 」



テジュンは少しふざけて言った。



ドンヒョクは ますます弱弱しく



「こんな時に 流す涙が僕に …

涙というものは 辛い 悲しい 悔しい … 時にと!

そんな時ですら感情を殺し 一滴も流す涙などなかった。 」 



テジュンも涙で潤んだ目を隠すかのように 天を仰ぎ一呼吸し

ドンヒョクの肩をポンポンと・・・ 声を詰まらせながら



「 ジニョンが待っている。 ジニョンの事だ。 

一人でおいて置くと … 」



ドンヒョクはジニョンという言葉を耳にしたとたん! 

我に返り 早足でその場を立ち去り部屋の向かった。



テジュンはドンヒョクの豹変に呆気にとられ

ドンヒョクの背中が離れていくのを眺めながら トボトボと部屋にむかった。



テジュンが部屋に入りドンヒョクと顔を見合わせ苦笑した。



ジェニを見送りにこの部屋を出る時も 

差し入れのサンドイッチを口に頬張っていたのに 

部屋のドアを開けるとまたジニョンの手には …



「 お帰り … 」



「 お帰りはないだろ~ 」 



「 今 食べ始めたところよ。 

遅いから …


ああ~ いない間にまた採血したのよ。 200 cc … 」



サンドイッチを口に頬ぼりながら手招きし



「 二人もよばれたら!」



ドンヒョクは 血の気が引いていくのがわかった。 



「 ああ~ 何て事だ? それで大丈夫なの? 」 



テジュンはサンドイッチを口一杯に頬張るジニョンをみて 



「 なあ~ ドンヒョク! 心配するのはもうよそう。 」



ドンヒョクも ” はあ~ ” と 吐息をひとつ!

軽く縦に首を振り目を閉じまたひとつ …



テジュンが 



「 さっき自分の分は食べただろ。 」



「 自分のものって何処に名前が書いてあるのよ! 」



そんな幼稚なやり取りを ドンヒョクは微笑みながら

紙コップにコーヒーを注ぎ分けジニョンとテジュンに手渡す。



しばらくして看護師が入ってきた。



「 お変わりありませんか? もう一度血圧を測らせていただき

異常なければお引取りただいて結構です。


今 保存血が運ばれてきました。 お陰さまで … 」



ドンヒョクとテジュンは 不安げに看護師に注目する。



「 大丈夫のようですねえ。 お陰さまで患者さんも手術再開されました。 」



「 再開って?」 と ジニョンが …



「 ハイ! 実は2度目の献血をお願いしました時は 

手術を中断するぐらい最悪な状況で

ソさんに再度献血をお願いしましたが輸血を開始したとたん 

血圧や心拍が戻り手術を開始しされました。


ソさんと患者さんは相性がいいみたいですね。 」



「 それで 患者さんのご家族は? 」  と ジニョンが聞く。



看護師は少し間をおき    



「 まあ~ いいでしょ~ こんなにお世話になっているのですから

患者さんの奥様は 貧血を起されまして 患者さんのお部屋でおやすみです。 


かなり興奮状態でしたので … 」



「 じゃ~ 他にはどなたも? 」



「 先ほど 数人お身内のかたが こられました。 お会いになられますか? 」



3人は顔見合わせテジュンが 



「 はい。  私が … お荷物やお部屋の事もありますので

ご挨拶方々お見舞いに … 」



「 こちらです。 」



「 私も … 」



手早く荷物をまとめ 結局3人で5階ある手術室の前の廊下へ …



手術室の前には 患者であるソウルホテルのお客様の近親者が数人。



看護師から ジニョン テジュン ドンヒョクが紹介をされ 

それぞれが挨拶やお礼を …




3人はその場をあとにした。



ドンヒョクとテジュンはジニョンをいたわりながら 

ドンヒョクが運転する車に乗りソウルホテルに向かった。



「 はあ~ すっかり夜が明けたなあ。 ジニョン今日はこのまま帰れ! 」



「どうして。 まだ勤務時間よ。 」



「 ジニョン! テジュンの言うとおりに 

今日のところはテジュンに甘えさせてもらおう。 」



「 着替えもしなくてはいけないし どちらにしてもホテルで一旦降りるわ。 」



言い出したら聞かないジニョンに ドンヒョクも一歩も譲らず テジュンが



「 業務命令だ。 慌ただしい朝の時間に 万が一 倒れられて 

これ以上忙しくなるのは困る。 ホテルで降りるのは僕だけだ。 


いいなあ。 ソ ・ ジニョン! 」



ドンヒョクは ミラーの中のテジュンを見ながら



「 ありがとう。 そうさせてもらうよ。」



ドンヒョクとジニョンはホテルにテジュンを送り 家路に車を走らせた。

 

 


 《 追記 》


 事故の患者は 内臓破裂 両足大腿部の骨折 の

 無事手術を終え集中治療室に …

 

 一命はとりとめた。

 

 テジュンは 今回の出来事をホテリアーとしてあらためて

 身を引締め  社長業務にもどった。

 

 ジニョンは 全く今までと変わらず 献血の後遺症もなく 

 元気印の微笑みパワー全開で 

 夕方 ドンヒョクと共に厨房に顔を出した。

 

 ドンヒョクは 仕事に関しては今まで以上に頭脳全開 

 レオや従業員を悩ませている。

 

 ジニョンには 以前に勝る ビタミン愛  を 注ぐ日々を …

 

 

    完

 

 







 


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