今から15年以上前、私が小学生だった頃の話です。
冬の寒い吹雪の日、登下校をしている時の出来事でした。
(場所は北海道で真冬状態です。)
外は吹雪で-20℃、視界もあまりよくない状態で
ひたすら雪道を歩いていました。
そんな中、途中一軒のお寺が見えてきました。
そのお寺は通学する上でどうしても通らなくてはならない道で
お寺を通りがかったその時でした。。。
真冬にもかかわらず、白い着物を着た30代~40代くらいの
女性がお寺の前に立って、こちらをずーっと見つめてくるのです。
なんだかとても寂しそうな表情でした。
私もまだ小さかったので、その当時は、なぜこんな冬の寒い日に
こんなところで突っ立ってるのだろうという疑問を抱きました。
そして、私はひたすら進行方向に突き進み、それでもこちらをじーっと見つめてくるので
私は怖くなって強行突破でその女性の側を通りすぎました。
その後直ぐ後ろを振り返ってみると、その女性はもういなかったのです。
家に帰ってこのことを親にも話したのですが
「もしかしたらオバケかもね!?」という程度でその日は終わりました。
次の日、私は学校へ通学するため、昨日女性を見たあの場所を再び通りがかりました。
すると、お寺ではどうやらお葬式をしているようで、朝から多くの人が集まっていました。
私はなんとなく人が集まっている方向へ目を向けて、多くの人が悲しんでいる様子が見えた、その時です!!!
遺影写真が見え、そこに写っていたのは・・・・・・・・・
なんと・・・・・・・・・昨日、自分が外で見たあの女性だったのです。
私はその瞬間、思わず怖くなり、即座に家に帰って親にその旨を伝えました。
きっと昨日の見たのはまさしくその女性で、恐らくこの世との最後のお別れをしようと
外を眺めてた時に、たまたま私が通りがかり、遭遇してしまったのだろうと・・・・・
今もそのような解釈でいます。
因みに私はその日から3日間学校を休んでしまい、ずっと寝込んでいました。。。(笑)
100days中村
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