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D&J |
こちらは、ドンヒョク&ジニョンを中心としたお話の部屋です。
私なりに想像した二人のその後・・・というお話になります。
婚約時代から、結婚後、ファミリーのお話・・・とありますが、時系列がばらばらだったりして、読みにくい一面もあると思いますが、よろしければお付き合いくださいませ。
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No |
266 |
HIT数 |
1420 |
日付 |
2009/03/04 |
ハンドルネーム |
Library Staff |
タイトル |
Two couples |
本文 |
『The first couple 』
「あ、あのね、、ドンヒョクssi、今から説明するからちゃんと聞いてね」 「・・・ああ、聞いてるよ」
「だからね・・・えっと・・・とにかく落ち着いて」 「僕は落ち着いてるよ。とてもね・・・」
「そ、そう・・・・」
ジニョンは、表情が全く読めないドンヒョクの完璧なポーカーフェイスを前に、背筋がじわじわと震えてきた。
「えっと・・・とにかく今日、ジョンウォンssiの妹さんの結婚式がうちのホテルであったのよ。」
「それは、おめでとう」 冷ややかなドンヒョクの声に、ジニョンは次の言葉を一瞬忘れた。
「・・・で、えっと・・・それでね、えーーそう!お前も早く結婚しなさい。ってジョンウォンssiが親戚中から責められているところに、たまたま私が通りかかって・・・」 「たまたま・・・・」
「そう!全くの偶然だったのよ。丁度退勤するところで・・・それで、ジョンウォンssiを見かけたから、ちらっとご挨拶をしたのよ。そしたら」 「そうしたら、いきなりジョンウォンssiに、『僕には恋人がいます。この人です』って言われて、さぞジニョンも驚いただろう」
「そうなのよ!びっくりしたの、なんのって!! でも、ジョンウォンssiから、小声で『助けてください、ソ支配人』って頼まれると、断れなくって・・・」 「結婚指輪をしていなくて、丁度良かったね」
「そうなの、ほら、かれんを産んでから、なんか指のサイズが変わったっていうか・・・サイズ変更にだしていたでしょう? それで、丁度良かったっていうかー」 「・・・・よかった?」
「えっ?いえ、よ・・よくないわよ・・・それで、こんなことに巻き込まれちゃったんだから・・・でも、なんていうか・・・これも人助けっていうか・・・」 「君の人助けの方法は、とても・・・ユニークだね・・・」
「・・・と、とにかくそういうわけだから。それに、ドンヒョクssiのせいでジョンウォンssiは世界中あちこち行かされたんだから、少しは力になってあげないと・・・そういうことよ。」
「なるほど、そういうわけで、それから、親戚の方々が帰るまで、恋人のふりをしたわけだ。」
「・・・まぁ・・そういうことに・・なるかも・・しれないけど・・」 「へぇ・・・」
「理解・・・してくれた?」 「・・・理解?」
「え・・ええ・・・・・」 「それはどうかな・・・・」
薄く笑みを浮かべたドンヒョクの姿を不気味な静寂が覆った。
「あ・・・あの・・・そうだ!!さっき連絡があったのよ! ほら、この前、ドンヒョクssiが選んでくれたあのドレス! 出来上がりましたって連絡があったの!ね、今から取りに行きましょうよ。 で、それを着て、ディナー・・・」 「残念だけど・・・ジニョン・・」
「・・・なに?」
ドンヒョクが沈痛な面持ちでジニョンをじっと見た。 ジニョンの背筋を冷たい汗が一滴伝って・・・
「たぶん、ジニョンには、そのドレスは必要ないよ。」 「ど、どうして?」
「ジニョン・・・君はよく知ってるよね・・・僕が本当に怒ったら、どうなるのか・・・」 「・・・ドンヒョクssi?・・」
ドンヒョクは、ジニョンを見つめたまま、うっすらと笑った。
「今から・・・そうだな・・24時間くらい、どんなドレスも必要ないんじゃないかな。それから・・・」 「そ、それから?」
「その後、24時間くらいは、あまり人前に出ないほうがいいと思うよ。」 「・・・なんで?」
「だって、ジニョン」 そう言うなり、ドンヒョクは、ジニョンをさっと捕まえると、べッドの上に押し倒した。
「今から24時間後には、ジニョンは、かなり・・・刺激的な・・・体になってるんじゃないかな」
「ドンヒョクssi?!?!」 「さぁ、ゆっくり、言い訳をしてもらおうかな。」
「い、言い訳?」 「そう。ただし、こういう方法で・・・」
ドンヒョクは、ジニョンのブラウスの前をさっと開いた。 ボタンが2、3個弾け飛ぶと同時に、ジニョンのあげた小さな悲鳴は、ドンヒョクの激しいキスの中に飲み込まれていった。
その数日後、ジョンウォンは一枚の辞令を手にしていた。
イ・ジョンウォン
アラスカ支社に出向を命じる
『The
second
couple』
「だから、別にたいしたことじゃないじゃない。」 「たいしたことじゃない?」
「そうよ。どこが問題?」 「かれん・・・それじゃ俺が説明しようか?」
「・・・だから!ゼミのコンパの二次会に行ったわよ。 で、遅くなりそうだったから、途中で帰ったわよ。で、その時、ダニーも一緒だった。ただそれだけの話じゃない!」 「それだけ・・・」
「そうよ。それだけ。」 「ゼミのコンパの二次会を二人で抜け出して、お茶したっていう問題点は?」
「変な脚色しないでよ。事実の捏造よ! 同じ方向だったから、一緒に帰ったわ。で、ちょっと相談があるって言われたから、近くのcafeに入ったというのが真実よ。」 「相談?」
「そうよ。私は友情に重きをおいてるのよ。」 「どんな相談?」
「どんな?えっと・・将来の方向性とか・・・来月のゼミ旅行には参加するのかとか・・・どんな映画が好きかとか・・・」 「それが相談」
「・・・ま、一種の意見交換というか、ディベートというか・・・」 「ふぅーん・・・それで、その後、家まで送ってもらった」
「ええ、まぁ、心配だからって言うから・・・」 「二人きりで、ドライブ」
「ドライブじゃないわ。送迎よ。この二点には、大きな差異があるわ。それに、単純な事実に対して、うがった見方をするのは、彼の親切心に対して失礼にあたるわ。」 「親切・・・」
「そうよ、レウォンだって、そういう立場にあったら、同じような行動をとるでしょう?これは、人間としてとるべき当然の姿勢よ。」 「二次会から帰るときに、俺に連絡をして、迎えにきてもらうって考えは浮かばなかったわけだ。」
「・・・・だって、わざわざ来てもらうのは、申し訳ないじゃない。ダニーに送ってもらうほうが、効率がいいでしょう?時間の節約にもなるわ。」 「そんなところで、時間を節約するなら、お茶なんか飲まずに帰ったほうがいいんじゃないか?」
「それは・・・円滑な人間関係を保つには、時には、そういった時間も必要なのよ。」 「そのせいで、俺との間が円滑じゃなくなっても?」
「だ・・だから・・こうして、誤解を解いているでしょう?とにかく、これが、事態の全容よ!これで納得してくれたでしょう?私の行動に共感してくれたと理解するわ。じゃ、この一件は、これで終了ということ・・」
「かれん・・・」 レウォンの緑色の瞳が、危険な色を帯びた。
「な、なに?」 「納得も共感も理解もしてないけど・・・・」
「なんで!!」 「納得と共感と理解が得たいのなら・・・」
「レ、レウォン・・」
レウォンが、さっと手を伸ばして、かれんを捕まえた。 「ゆっくりと、聞くよ。ベッドの中で・・・・」
(2008/04/02 Milky
WayUP)
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