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Milky Way Library
Milky Way Library(https://club.brokore.com/sunjyon)
「Hotelier」にインスパイアされた創作(written by orionn222)の世界です
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D&J


こちらは、ドンヒョク&ジニョンを中心としたお話の部屋です。
私なりに想像した二人のその後・・・というお話になります。 婚約時代から、結婚後、ファミリーのお話・・・とありますが、時系列がばらばらだったりして、読みにくい一面もあると思いますが、よろしければお付き合いくださいませ。
No 281 HIT数 2307
日付 2009/03/04 ハンドルネーム Library Staff
タイトル two couples  その後の二人・・・・ 
本文

『 two couples  その後の二人・・・・ 』




「んん・・・・・」

気だるげなため息が、ジニョンの口からひとつ・・
ベッドに深く沈みこむと、ぐったりと体中が萎えて、なんだか、目を開ける気力 もない。
体が、たっぷりと水を含んだ綿花のように、だるくて重い。

ドンヒョクの広い胸に頭を預けながら、ジニョンはぼんやりと夢と現の間を彷 徨っていた。

あれから・・・
ジョンウォンとの一件が、ドンヒョクに露呈してから・・・
激しくて甘いドンヒョクの罰をたっぷりと受けて、ジニョンは起き上がる気力も なくなっていた。

ふわふわと漂うような感覚にまだ身を任せながらも、ジニョンの思考が、ゆっ くりと戻ってきた。

確かに・・・確かに、ドンヒョクssiが怒るのもしょうがないわよね・・・
まぁ・・・でも・・・ここまで・・怒らなくてもいいと思うけど・・・
でも・・そうね・・・
もし、これが、反対だったら?

ジニョンは、ぼんやりする頭で想像してみた。

例えば・・・例えば、ドンヒョクssiが、何かの理由で、誰かと・・・そうね・・えっ と・・ナヨンssiと・・・恋人同士のふりをしたとしたら・・・
そんな考えに、たちまち、ジニョン脳裏には、いろいろな映像が浮かんでき た。

人前で、堂々とナヨンssiを恋人だと紹介するドンヒョクssi・・・
優しく微笑みを交し合う二人・・・・
ドンヒョクssiが、あのベルベットボイスで「ナヨン・・」って呼んで・・
ナヨンssiも、ドンヒョクssiの腕に手を絡めて・・・仲良く肩を寄せ合って歩く二 人・・・
キス・・・・したり・・・それから・・こんな風に・・・

ただの想像なのに、いつのまにか、ジニョンの胸が一杯になってきた・・・

ポロリ・・・
ジニョンの瞳から一粒の涙が零れ落ちて・・・

「ジニョン?!」
これには、ドンヒョクが、一番驚いた。

「ジニョン?・・あ・・・いや・・・だから・・・」
その後も、ぽろぽろと涙を流し続けるジニョンを見て、ドンヒョクは慌てて、ジ ニョンの顔を覗き込んだ。

「ジニョン・・・」

強硬な手段に出るわりには、どこまでもジニョンに甘いドンヒョクは、おろおろ とジニョンを抱き寄せた。

ジニョンは、まだ自分が怒っていると思ったのだろう。

「もう怒ってないよ・・・だから・・泣かないで・・・」
そう言って、優しく抱きしめる。

いつだってジニョンの涙には、どうしようもなく弱いドンヒョクだった。

「違うの・・・」
小さな声でジニョンは、話し出した。

「違うの・・・あのね・・・これが反対だったらって思って・・・ドンヒョクssiが、嘘 でも誰かと恋人のふりをしたら、嫌だなって思ったら・・なんだか悲しくなっち ゃって・・・」

「ジニョン・・・」
ドンヒョクは、そんな可愛らしいジェラシーを見せる、ジニョンをぎゅっと抱きし めた。

「心配しなくても、僕はどんな理由があっても、そんなことは絶対しないと言い 切れるよ。だから安心して・・・泣かないで・・・」
「ええ・・・」

「だから、ジニョンも約束して・・・僕だってジニョンがたとえ嘘でも、誰かの恋 人になるなんて、1秒でも我慢できない。こんなことは、もうしないって・・・」
「ええ・・・ごめんね・・・ドンヒョクssi・・・」

「それじゃ、あのドレスを着て、ディナーにでも行こうか?」
「えっ?」

「明日の有給はもうホテルの方に申請しておいた。ここ最近、ちょっとお互い 忙しかったから、ゆっくりしよう。」
「嬉しいけど・・・でも・・・そのドレス・・・着れるの?」

ジニョンは、おずおずと自分の体を見回しながら、聞いてみた。

「今回は、気をつけたよ。」
ドンヒョクが、そう悪戯っぽく笑った。

つられて、くすっと笑うと、ジニョンは、その広い胸に顔を埋めた。

ここが一番あったかい・・・
嘘でも、ここは、誰にも譲れない・・・

そっとドンヒョクの胸にキスを落とすと、ジニョンは、優しく微笑んだ。


               「The second couple」


「くっ・・・・」

かれんは、なんとか力を振り絞って起き上がろうとしたが・・・
ぱたん・・・・
力なく、またベッドに沈み込んだ。

ああ・・数々の私の予定が、また君色に塗りかわって・・・・
そのとき、かれんはふと自分の体の異変に気づいた。

「・・・・・これは、なに?」
「・・・・・・」

「レウォン!この内出血みたいなのは、一体なに!?」
「・・・キスマーク」

「!!!!!」
かれんは、全身に散らばった紅い痕を呆然と見つめていた。

ダニーとの一件をレウォンに問い詰められて・・・
それから・・・
罪状を遥かに上回る量刑で罰せられて・・・

その結果がこれ??

「・・・キスマークって・・・・これって・・・」
上掛けを握り締め、いきなりベッドの上に、がばっと起き上がったかれんの口 から、声にならない悲鳴が出た。

「レウォンーーーー!!!」
ヘッドボードに寄りかかったレウォンは、かれんの悲鳴も、ものともせず、平然 とかれんの動揺ぶりを面白く見つめていた。

「・・・・ねぇ・・・これって・・・」
かれんは、おそるおそるレウォンに問いかけた。

「こういうものが・・・こういった痕跡が体に認められると・・・」

「ん?」
どこか面白そうに返事をする。

「・・・人は・・・こういう事態が当人にあったと・・・想像するの?」
「たぶん・・・」

「!!!!!!」
かれんは、またしばらく呆然と自分の身に起こったことを見つめていた。

肩、胸元、腕、お腹、脚・・・・
たぶん・・・首筋や背中にまで・・・

ど、どうしたらいいのーー!!!
こんな状態で、どうやって人前にでればいいのよーー
ちょっとダニーとお茶したくらいで、これはないでしょう!!!

明日・・・・明日も大学がある。それに、家庭教師のアルバイトだって・・
感受性の強いティーンエイジャーの・・・というより、好奇心旺盛のティーンエ イジャーのアイリーンの前で、どんな顔をして、勉強を教えればいいのよ!

この責任をーーー!!!

と思って、当事者のレウォンを睨みつけてみるが、意にも介さず、また背中か らかれんを抱くと、性懲りもなく、肩にキスをしはじめてきた。

「ちょっと!!レウォン!!」
身を捩って見るものの、その大きな胸に背中から包まれると、ついふわり・・ と身も心もとろけてゆく。

はっ!

こんなことをしている場合じゃないわ!!
振り払おうとしても、どうせ無駄な体力を使うだけだから・・と、とりあえず、背 中をレウォンに預けながら、かれんの頭はフル回転を始めた。

この事態の対策と解決法を早急に探らなければ・・・
キスマークって・・・
なんで、こんなことを・・・
嫌がらせ以外、こんなものに何の意味があるの!

でも・・・そういえば、なにかの本で読んだことがある。
人は、自己の所有物に対して、なにかを記するものだって・・・

こういった痕跡を残すのは、所謂・・・所有欲の表れって事?
そういうことなの?
目に見える形での所有欲?
それで、今日は、やたらと首筋にキスをしていたの?

って、今は、そうじゃなく・・・
まず・・・これは一種の内出血よね

ええと・・・温めたり、冷やしたりするといいのかも・・・
それから・・・なにか・・・ファンデーションとかで隠すっていう手もありかも・・
コンシーラーや、カバー力の強いもの・・・って、私、そんなもの持ってた?
そうだ!ネットで検索したら、なにか解決法が見つかるかも!
でも、これってどれくらいで消えるものなの??

「レウォン・・・」

かれんは、のんびりとヘッドボードに寄りかかりながら、かれんの髪を弄ぶレ ウォンに問いかける。

「これってどれくらいで消えるの?」
「まぁ、1週間くらいかな」

また、胸元に手を伸ばしてきたレウォンの手を払いのけながら、かれんは叫 んだ。

「!!!そ、そんなに!?」
ああ・・・一体、どうしたら・・・

「そんなに気にしないでも、いいと思うけど」
暢気にレウォンが、答える。

かれは、きっとレウォンを睨みつけた。

「もう!!誰のせいだと思ってるの!!それに、レウォンだって、こんなことに なったら、そんな暢気なこと言ってられないわよ!」
かれんは、レウォンの首筋に手を当てた。

「レウォンだって、ここに、こんなものがついてたら、どうする?絶対に困るでし ょう!!」
レゥオンは、そのままかれんの手を掴むと、逞しい胸に引き寄せた。

「別にいいよ。」
「えっ?」

「俺は、全然、かまわない」
「そ・・それは・・・レウォンは・・経験豊富なプレイボーイのレウォンなら平気か もしれないけど!」

「プレイボーイはもう返上した。だから、今、俺がキスマークをつけてたら・・・」

「・・・・つけてたら?」
思わず、小声になり、聞いてみる。

「みんな、かれんがつけたと思うだろうな。」
「!!!!!」

「いいよ・・・・つけて・・・」
レウォンがその逞しい胸にかれんを抱き寄せながら、甘く耳元で囁いた。

「つけて・・・かれん・・・」
「ちょ・・ちょっとーーー放しなさいよーーーーー」


正真正銘のかれんの悲鳴が、レウォンの部屋に響き渡った。



********

その後の二人・・・の様子をお届けします(爆)
これは、ちょっと脳内変換して
いただければ、「Pinkの逆襲」のその後・・・にもなったりして・・

ジョンウォンの一件・・・恋人の振り・・
  ↓  
離婚したお客様・・・心の恋人

ダニーとお茶
  ↓
ラブレター

という感じでーーー

強硬な手段にでて、ジニョンをあれこれいじめるわりには、どこまでもジニョンに甘いドンヒョクと、
かれん相手に結構強気なレウォンをお届けしました。♪

しっかし・・爽やかな朝にふさわしいお話でしょうか・・・
すみませんーーー
と、皆様がTVに釘付けの時間を狙ってアップしたりしてーー(爆)




(2008/04/05 Milky WayUP)

 
 
 

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