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Milky Way Library
Milky Way Library(https://club.brokore.com/sunjyon)
「Hotelier」にインスパイアされた創作(written by orionn222)の世界です
サークルオーナー: Library Staff | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 732 | 開設:2008.11.22 | ランキング:51(8198)| 訪問者:139995/417406
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D&J


こちらは、ドンヒョク&ジニョンを中心としたお話の部屋です。
私なりに想像した二人のその後・・・というお話になります。 婚約時代から、結婚後、ファミリーのお話・・・とありますが、時系列がばらばらだったりして、読みにくい一面もあると思いますが、よろしければお付き合いくださいませ。
No 285 HIT数 2712
日付 2009/03/04 ハンドルネーム Library Staff
タイトル 恋愛借用書
本文
『 恋愛借用書 』




「と、いうわけだから、ジニョン」

「はっ??」
「これ」

ドンヒョクはジニョンの目の前に一枚の用紙を広げた。

          『  借用書

         貸主  シン・ドンヒョク

         借主  ソ・ジニョン   』


「借用書???なに?これ??」

「ジニョンのものだよ。ほら、ここにジニョン自身のサインがある」
「いつ、どこで、私がこんなものに、サインしたっていうのよー。第一借用書ってなに??」

「ほら、二週間前の夜、この部屋のソファーで・・・」
「あ、あの時の・・」

ジニョンは、絶句した。

あれは、ベッドに行くのも待ちきれず、ドンヒョクの書斎で・・・
思い出したジニョンの頬が真っ赤に染まった。


そういえばあの時、後ろからドンヒョクに抱かれ、デスクに押し付けられながら、「これに、サインして・・」と、ペンを持たされた。
激しい愛撫で、ジニョンの目も潤んで、何がなんだか、よく分からなかった

「サ・・・サイン・・・って・・・あっ・・・ドンヒョク・・・」

後ろから回されたドンヒョクの器用な指先で胸の頂を弄ばれて、ペンを持つジニョンの手も震えた。

「何度もランチやディナーをキャンセルしただろう。悪いと思ってるなら、ここにサインして・・」

耳朶を優しくかまれながら、深いベルベッドボイスでドンヒョクにそう囁かれると、ジニョンは朦朧としてしまい、指し示された場所に震える手でサインをした。

その後は、あまりに激しいひと時だったので、そのサインことは、よく覚えていなかったのだ。

「あの時の・・・・」
ジニョンは、きっとドンヒョクを睨みつけた。

「ジニョンが、自分でサインしたんだよ。」
ドンヒョクが平然と言い切った。

「自分でサインって・・・あの状況では、サインでもなんでも、せざるを得なかったでしょ」

ジニョンがそうなじってもドンヒョクはジニョンの目の前で、平気な顔で借用書をひらひらさせている。

「ドンヒョクssi、一体なんの借用書?私がドンヒョクssiに何を借りたっていうのよ」
ジニョンが、そう詰め寄ると・・・

「愛」
「はっ??」

思いもかけないドンヒョクの答えに、ジニョンは言葉を失った。

「あ、愛??」
「そう、ランチやディナーをキャンセルされて・・・僕はジニョンと一緒に過ごす時間を随分失った。だから、その分ジニョンは、僕に借りがあるんだよ。」

「それは・・仕事で・・・」
ドンヒョクは、もう一度借用書を指し示した。

「ほら、ここに書いてあるよ。いかなる理由も受けつけないって」
「ドンヒョクssiーーーー」

「そろそろ年度末だ。借りはきっちり返してもらわないとね。」
「きっちり返すって・・・どうやって?」

「こうやって・・・・」

妖しい笑みを浮かべると、ドンヒョクはジニョンの返事も待たず、そのままソファーに押し倒した。

「ドンヒョクssi!今日は大晦日なのよ。今から、いろいろと・・・」
ジニョンの抗議の声は、ドンヒョクの熱いキスの中に消えていった。

「だから、こうやって年を越そう。愛し合ってひとつになったまま・・・」
「ド、ドンヒョクssi?!?!」

「貸主、シン・ドンヒョクは、借主、ソ・ジニョンに年度末決済を要求する。支払いが滞った場合は、貸主による、借主の軟禁、拘束及び・・・」
「もう!ドンヒョクssi」

「それじゃ、お支払いを・・・奥様」
そんなドンヒョクの言葉に、ジニョンもとうとう観念した。

「どうやら、随分高額みたいだけど・・・どうか、お手柔らかに・・・優しく取り立ててね・・・・旦那様」

そう言うと、ジニョンは、自分から腕を伸ばしてドンヒョクの胸に包まれた。
今年も一年、ドンヒョクssiには、寂しい想いや、切ない想いを随分させてしまったのかもしれない。


だから、こうして・・・


ジニョンは、ドンヒョクのキスに甘く蕩けながら、そっと耳元で囁いた。

「今年も一年お世話になりました。来年もよろしくね。債権者、シン・ドンヒョクssi」

ドンヒョクも、ジニョンの髪を優しくかき上げながら、首筋に埋めた唇で、熱い吐息と共に返事をした。

「こちらこそ、来年も、再来年も、ずっとずっと・・・永遠に・・債務者ソ・ジニョン」

そう笑い合い、やがてひとつにとけあった二人を乗せて、ゆっくりとnew yearが訪れた。


こんな世界中の愛し合う甘い恋人たちに・・・

A Happy new year


今年もどうぞよろしくね・・・


*****************

皆様、ここリビングにも年末年始創作をお届けさせてください。m(__)m

本当に今年は、ここリビングでは、たくさんたくさん遊びましたー♪
とっても、楽しかったです♡♡

お付き合いくださった皆様
ありがとうございましたー

レスを下さった方々・・遠路はるばるお越しくださった方々も(greenさんにカウント数を見てごらんーーって言われて、ああ、来てくださってているんだなって実感)
今年も一年ありがとうございました。m(__)m

作品一覧のお部屋でも、ここリビングでもまたは、どこか違う所でも・・・場所はどこでもいいです。こんな風に、創作をお届けして、読んでいただければ・・・

そして、皆様の心の端っこにでも、ちらっと触れることができれば、こんな嬉しいことはありません。

そんな感謝の気持ちをこめて・・

本年も大変お世話になりました。
来年もどうそよろしくお願いいたします。




(2008/12/31 Milky WayUP)

 
 
 

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