容量 : 39M/100M |
メンバー |
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書き込み |
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K&R |
こちらは、ドンヒョクとジニョンの娘『かれん』と、その恋人『レウォン』のお話のお部屋です。
二人とも全くのオリジナルキャラクターですので、それでも、OK,OKとお思いの方は、どうぞお付き合いくださいませ。
尚、『レウォン」は、太王四神記で青龍の守り神を演じた「イ・フィリップ」ssiをイメージして創作しております。
かなーーり、個人的な趣味に走ったお部屋ですので、「まーこーゆーのも、ありよねーー」とお考えの方のみ、お入りいただけると嬉しいです。 |
No |
42 |
HIT数 |
1406 |
日付 |
2009/03/08 |
ハンドルネーム |
Library Staff |
タイトル |
き・ぬ・ぎ・ぬ |
本文 |
『き・ぬ・ぎ・ぬ』
んん・・・・
君の腕の中で、迎えた一日の始まり 少し開いたカーテンの隙間から、こぼれる朝の光 君の黒髪に当たって、きらきらと踊った。
もう朝ね
少し体をねじって、ベッドボードの上の携帯で時間を確かめる。 君は、午後一の講義からだけど、私は、もう起きなくっちゃ
きぬぎぬのわかれ
ふとそんな言葉が浮かんだのは、夕べ読んだ日本の古典文学のせいかしら 愛し合った男女が朝を迎えて別れる際、お互いの衣装を取り替えたのだとか・・・
後朝の別れ・・・
随分と奥床しくて、趣がある習慣だったのね・・ 君の腕をそっと解いて、ベッドから起き上がると、なんだか、ふわりと体が頼りない。
二人で一つの私たち
君も腕の中が空っぽになって、寝顔もなんだか寂しそうだ。
ふと、思いついて、君のシャツを羽織る。 そうだ。今日は、これで出かけよう。
ふふっ・・・君のシャツは、私にはかなり大きすぎるけど、すっぽりと君に包まれているようでとても心が安らぐわ。
シャツを少しベルトで絞って、寝顔の君にキスをひとつ お先にね・・・行って来ます。
ドアを開けると、ひんやりと朝の透き通った空気と小鳥たちのさえずり 歩きながら、考えてみる
後朝の別れ
私は、君のシャツを着たけれど、君は私の何を着るのだろう・・・ 立ち止まって、君の部屋を見上げる
きっと・・・
そうきっと、君は、私の残り香を身に纏って一日を始めるのかな
*******
皆様、明けましておめでとうございますーー 今年も遠路はるばるここリビングにまでお越しいただいたお客様に、新年のご挨拶かわりに創作を届けさせてくださいね
今年の私の夢も、この創作みたいに、皆様のお心のどこかに、創作の残り香がふわりとご一緒できたらいいな・・ということです。
ここブロコリも激変の今年ですが、本年もよろしくお願いいたします m(__)m
(2009/01/12/ Milky Way UP)
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