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Milky Way Library
Milky Way Library(https://club.brokore.com/sunjyon)
「Hotelier」にインスパイアされた創作(written by orionn222)の世界です
サークルオーナー: Library Staff | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 732 | 開設:2008.11.22 | ランキング:51(8198)| 訪問者:139855/417266
開設サークル数: 1238
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Imagination
Cottage
Private
Congratulations
Gratitude
容量 : 39M/100M
メンバー Total :732
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書き込み Total : 898
Today : 0
K&R
こちらは、ドンヒョクとジニョンの娘『かれん』と、その恋人『レウォン』のお話のお部屋です。
二人とも全くのオリジナルキャラクターですので、それでも、OK,OKとお思いの方は、どうぞお付き合いくださいませ。 尚、『レウォン」は、太王四神記で青龍の守り神を演じた「イ・フィリップ」ssiをイメージして創作しております。
かなーーり、個人的な趣味に走ったお部屋ですので、「まーこーゆーのも、ありよねーー」とお考えの方のみ、お入りいただけると嬉しいです。
No 43 HIT数 1470
日付 2009/03/08 ハンドルネーム Library Staff
タイトル ぬ・れ・ぎ・ぬ
本文



さらり・・・と甘い風が頬を掠めて、俺は目を覚ました。

・・・・かれんは?
枕元の時計を確かめてみる

・ ・・・そっか・・・もう大学に行ったのか・・・
腕の中に残る微かな重みの名残を感じながら、ベッドから起き上がる。

シャワーでも浴びるか・・・
ベッドルームを出ると、キッチンテーブルの上ではサンドイッチとフルーツが、 朝日を浴びてきらきらと楽しげな光を踊らせている。

『いい?朝食は大切なのよ』
そう言ったかれんの声が聞こえたみたいだ。

OK、ちゃんと食べるよ。一人のbreakfastは、ちょっと寂しいけれど・・・
そして、一人で使うには、少し広すぎるbathroomで、シャンプーを手に取る。

っと!これは、かれんのだ。
立ち上る湯気の中で、ピンクのボトルを確かめる。
そうだ。これは、かれんのシャンプーだ。
しかも、わざわざ韓国からかれんのお母さんが送ってきたものだ。

『まーーったく!シャンプーなんて、アメリカでいくらでも売ってるのに!わざ わざこんなもの送ってこなくたってー!』
『へぇ・・・』

かわいらしいstrawberryのイラストがついたボトルを手にとってみる。

『なんでも、髪は女性にとって大切だから、自国のシャンプーでケアしなさい ってことらしいわ。漢方の成分が入ってるらしいけど・・・こんなにたくさん・・・』
少し呆れたように文句を言いながらも、ちゃんと使うのがかれんらしいな。

『ここに少し置いておいてもいい?私の部屋には、この前大きなボトルで買っ たばかりのが、まだまだ残ってるし・・・』

それから、うちのシャワールームは、時折strawberryの香りで満たされる。
かれんのお気に入りのシトラス系もいいけれど、たまには、こんな甘い甘い 香りもいいもんだな

ふと思いついて、そのシャンプーを手に取った。
たちまち広がる甘酸っぱいstrawberry flavor
今日は、これで洗おうかな

かれんは、ちょっと不満そうだけど、この香りはかれんの友人たちの間では、 概ね好評だ。

『あーーっら、かれん、なんか、あまーーい香りーーー』
『なんだか、今日は女の子みたいじゃない?』

そう、からかわれては、つん・・と頭をそらす髪からは、甘い甘い苺の香り

俺がこれを使ったら、すぐにばれるかな
そうしたら、もっとからかわれるかな
ちょっと意地悪な笑みを浮かべて、俺は髪を洗った。
かれんと同じ、甘酸っぱい香りに包まれながら・・・

シャワーを終えて、部屋に戻ると俺のシャツが見当たらない。
洗濯にでも出したかな・・・

少しいぶかりながら、クローゼットを開けようとした手が、隣のウォールミラー に触れた。

たちまち甦るあの夜の出来事・・・
あれは・・・・
つい先日・・・かれんの部屋で・・・・

シャワーを終えてドレッサーの前で、濡れた髪を乾かすその後姿が、あまり にセクシーでそのまま後ろから抱きしめた。

『ちょ・・・ちょっと・・レウォン・・・』
戸惑いがちのかれんの抗議の声が、俺の唇の上で溶けたとき、何かがする り・・と滑り落ちた。

少し強く抱きしめすぎたかれんが軽くよろめいて、ドレッサーの上のものが、 壁の隙間に落ちたらしい。

『んん・・・レウォン・・・今・・なにか、落ちなかった?』
『なんでも、ないよ・・』

そのままキスを深めてベッドに押し倒すと、ふわりと広がったかれんの髪の 甘い香りに、溺れていく。

髪に、唇に、首筋に、胸元に・・・丁寧にキスを並べていくと、strawberryみた いな、胸の蕾に辿り着いた。

ゆっくりと味わうと、甘酸っぱさを含んだかれんの小さな喘ぎ声に、ますます 深く溺れていったあの夜・・・

deepでちょっとbittersweetな二人だけの秘密・・・

次の日の朝、『ねぇ、レウォン・・・ここに置いてあったミッキーマウスのペンダ ント、知らない?』って、聞かれたけれど・・・
『さぁ・・・』

そういえば、夕べ、ドレッサーと壁の隙間に、何かが滑り落ちたような気がし たけど・・
気のせいかもしれないし、ただのヘアピンかもしれない。

『・・・レウォン?』
って、かれんの少し怪訝そうな疑惑の視線

『あれは、BF・・・・といっても、幼稚園時代のことだけど・・から貰った思い出 のペンダントなのよ・・・本当に知らない?まさか、隠したの?』

濡れ衣だ
俺は、何もしていない。
あえて言うなら、あれは偶然の産物だ。
かれんに何度聞かれても、確証のないことには言及できない。
だろう?

そんなことを思い出しながら、まだ少し濡れた体にシャツを羽織る。

その時、ベッドボード上に置かれたかれんのイヤリングが目に留まった。

そうか・・・夕べ外してここに置いたんだったな。
シンプルなパールが艶々と柔らかに輝いている。
まるで、かれんの肌のようだ・・・

ふと思い立って、イヤリングを手に取ると、胸のチェーンに通してみる。

即席のネックレスの完成だ。
あのペンダントより、何倍もいいだろう?
くすっと悪戯な笑いをひとつ・・・

胸元にかれんを隠して、さぁ、今日を始めよう。


*******

「き・ぬ・ぎ・ぬ」のアンサー創作(笑)「ぬ・れ・ぎ・ぬ」をお届けさせてくださいー

「き・ぬ・ぎ・ぬ」のレスに「ぬれぎぬだと読み間違えた」とか「レウォンはかれんの何を着ていったのか」と書かれておられる方が多かったので、お答え創作を書いてみました。

あーーこういうのって楽しい♪

最近では男性用のブラもあるとか・・・さすがにそれはできなかったけど(笑)こんな感じでいかがでしょうか
しかし・・・創作っていろいろ繋がっていくもんですねー(爆)
我ながら、ちょっと「へぇーー」って思ったりして・・・

さてさて、ここMilky Wayのお引越しについては、皆様ご存知でしょうか?
新しい場所も、きっとこのリビングみたいな感じなんじゃないかなって思っています。
相変わらず、greenお引越しセンターさんにお任せパックでの引越しですのでーー(爆)

のんびりまったり、創作を通して交流したり、また思いつきでいろんな事を突然始めたり、と思えば、なかなか更新されていなかったり・・・と、まるでここリビングの歴史みたいですが・・・またお引越しの際には、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m




(2009/01/17Milky Way UP)

 
 
 

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