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B.S.J.
B.S.J.(https://club.brokore.com/bsj)
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No 2223 HIT数 1457
日付 2005/12/11 ハンドルネーム flowerbossa
タイトル <翻訳>ethicさんの北京レポート パート5-1
本文 こんにちは。Ethicさんのレポートのパート5の「一部」をお届けします。
いつもの通り、写真はhappiebbさんのブログをご覧くださいね!

Original in Chinese: ethic / www.loveyongjoon.com
Translated into English: happiebb / www.happiebb.blogspot.com
Translated into Japanese: flowerbossa
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パート5:「四月の雪」スペシャル・プレミア
これが完璧なエンディング:
こんなパーフェクトなハイライトになるなんて夢にも思っていなかった

私はYi-fanを引きずるようにしてホテルのロビーに連れて行った。
彼女はもう崩れる寸前で、膝が抜けて今にも気絶しそうだった。
手はまだ彼の手を握ったままの形を保っていた。
5本の指はくっついたまま、少し曲がった状態だった。
目は・・・目はまだボーっとしていて、瞳孔は開いて焦点が全く定まっていない。

私はにわかに特別な価値を持つようになった彼女の手をつかみ、匂いをかいでみた。
まだわずかに香りがした。シンプルなエレガンスを感じさせる、ほのかな香りだった。
急いでもうひとつの手をかいでみると、まったく香りがしなかった!

YJだ!これがYJの香りなのか!
そうか、YJはこういう香りがするのだ。
彼そのもののように、軽く、でもなかなか消えない・・・
もっと、もっと彼が恋しくなる、狂おしくなるような香りだった。

Yi-fanはその瞬間我にかえって、右手を上げながら叫び始めた。
それが周囲の人たちの注意をひいて、彼女のまわりに人だかりができた。

すぐさま、彼女の黄金の右手を握ろうとたくさんの手がのびてきた。
Yi-fanは自分の幸運をみんなと気前よく分かち合った。
しかし、日本人の家族たちがその手を自分たちの頬にかすかにこすりつけるのを見ていて・・・
Yi-fanはYJの香りが他の香りと混ざってしまわないかと気が気ではなかったので、いささかフクザツな表情をしていた。

その頃、loveyongjoon.comのためにやはり活躍したMayb、Sha-haiと521 はこちらの方へ飛んできた。
そして皆の関心はYJがさわったクラブのT-シャツに移った。
突然、たくさんのフラッシュがたかれ、シャッターが切られる音がした。またしてもloveyongjoon.comのT-シャツが注目の的になっていたのだ。

私は皆に断って、タバコを吸うために外に走って出た。
静かに2階を見ていた。
ありがとう、YJ。
あなたがくれたものは、私が夢に見ることさえないことばかりだった。
この一日半で、一生分のサプライズをもらってしまったかもしれない。
もしそうであっても、かまわない。

私は満足している。もうこれ以上は何も望まない。
もしあなたから、今家に戻るように言われても、多分悔やむことはないだろう。
私が今やるべきことは、ホテルに帰ってぼんやりした頭をすっきりさせることだけだ。
私は、混乱していない、すっきりした状態で映画を観れるように準備したかったのだ。
私はYJが演じるインスを心底堪能したかった。
その後、北京で残るイベントは、loveyongjoon.comの夕食会だけだった。

ホテルに戻ると、Deerが荷物を持って出てくるのを見た。
その朝YJをホテルで待っていたとき、彼女には家族から電話がかかってきた。
子どもの具合が悪くなって、すぐに帰らなくてはならなくなったのだ。
それは、長い間楽しみにしていたファン・ミーティングが、あと2時間で始まるというタイミングだった。


彼女は、はるばる南京から来たのに、ファン・ミーティングで彼を見ることができる間際になって帰らなくてはならなくなったのだ。
それを考えただけでも、心が痛んだ。
彼女の悲しげでさびしそうな姿が通路に消えていくのを見ながら、
YJをホテル待っていた今朝の期待に満ちた様子を思い出すと、
胸が刺される思いだった。
YJが王子のような微笑で私達に笑いかけてくれた夢のような瞬間、彼の差し出す手を握ろうと手を伸ばした途端、
冷たい現実が私達を夢から覚めさせた。
これが人生というものだろう。
Deerさん、大丈夫?
帰り道、ずっと泣いていたの?

人の欲望や望みとは際限がないものだ。
少なくとも私のものは。

静かに昼食を食べながら、落ち着いて映画を観れるように気持ちを静めようとしていたとき、
その静かなひとときを携帯が着信したメッセージが瞬く間に乱した。その朝、YJに会いそびれてホテルで待っていたElegantyongからのメールだった。
「YJは、1時半にホテルを出て映画のプレミアに向かうらしい。あなたは行く?」

その瞬間、平静を保とうとしていた気持ちは吹っ飛び、お箸を投げ捨てて私はホテルをめざして走っていった。


午後1時、私はホテルに着いた。
ロビーは相変わらず混雑していて、人であふれかえっていた。
先ほどそこを離れたときと同じ状態だった。
セントラル8局のリポーターたちは、インタビューする人を物色しながらあたりを見渡していた。

一部の仲間と私は、幽霊でも見たかのように、柱の後に隠れた。
でも、なんと言うことだろう、その柱には違うリポーターの笑顔が待っていたのだ:「短いインタビューに応じてもらえませんか?」
私は、額に汗のつぶが噴出すのを感じた・・・!!

仲間の521は、リポーターとカメラマンに立ち向かうことを決意していた。
彼女は、カメラの前に決然として立った。
私はそんな彼女を尊敬、あこがれ、そして感謝の目でながめていた。
リポーターは、BYJが日本か韓国で何かしらの活動を行ったら、あなたたちはみんなで駆けつけるか?と聞いた。

521は、きっぱりと言った。「YJの家族ひとりひとりに聞いてみてください。みんな、こう答えるでしょう:YJが私達を必要としていれば、どこにでも行くと。」
私達の周りで雷のような拍手が鳴り響き、私は恐ろしくなった。
でも、自分を落ち着けながらふと気がつくと、そこにいるみんなと同じように、自分も必死に拍手をしているのだった!

吉林から来ていた仲間がリポーターに自分が作ったバナーを見せた。
ひとつひとつが繊細で美しいもので、YJがそれぞれの時代に演じてきた役やイメージを表現したものだった。
中には5メートルほどの長さのものもあった。
自分の作品を見せながら、ひとつひとつの写真のストーリーをリポーターに説明していた。

彼女が取りあげた写真の中には、YJが障害を持った子どもたちにサインをしているものがあった。彼は床に四つんばいになっていた。
目には涙が光っていた。
彼女は、「なぜそこまで彼のことが好きなの?と良く人に聞かれます。
でも、お尋ねしますけど、公衆の面前でこのような姿を見せる映画スターをほかに知っていますか?」、と問いかけた。

YJのように思いやり深い人物と、私達のように熱心な家族がいる。
それは、とても感動的な場面だった。リポーターは黙ったまま、何度もシャッターを押して、その作品を自分のカメラに収めた。

午後1時半。私はそれ以上ホテルで待ってはいられなかった。
映画を見逃すわけにはいかない。
絶対に観なくては。
それは、あなたが心血を注いだ作品。
それを観ないわけにいくだろうか。

それに、私は世の中の人たちにあなたの外見にだけ私たちが魅かれていて、あなたの作品には無関心だなんて思われたくない。
YJ、ああ、私はあなたのインスを先に見たい‐この1年間あなたの生活の中心はこの役にあったのでしょう?
それを見届けて、そう、それを観たあとにやっと私は悪びれずにあなたに会うことができると思う。
きっとまたすぐにあなたと会えるだろう。


<続く>

 
joonee
なぜかこのレポ、ドキドキの後に胸が痛くなる。思いが深くて切なくなっちゃいます。彼女に良い事が訪れますように・・! 2005/12/12 23:19
ふにゃ
国は違ってもカジョクの思いは同じですね。また、涙が・・・いつも、ありがとうございます。 2005/12/12 22:19
薔薇の木
ヨンジュンさんの心をわかろうとしない人達には、何故彼がカジョクにこれほどまでに愛されるのか、理解できないでしょうね。 2005/12/12 11:07
belm88
中国の家族の熱い思いが、そのまま伝わってきてこみ上げて来るものがあります flowerbossaさん、いつもありがとうです。 2005/12/12 00:41
belm88
起きててよかった!むさぼるように読むとはこのことです。文章力が素晴らしく、それぞれのシーンが迫ってくるように浮かび上がります。 2005/12/12 00:36
kimicchi
Deerさんがいつかヨンジュンさんに会えますように・・・・ 2005/12/11 23:50
sorachan^^
翻訳お疲れ様です^^ヨンジュンさんの香り… 私も嗅いでみたいな! 2005/12/11 23:39
 
 

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