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B.S.J.
B.S.J.(https://club.brokore.com/bsj)
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サークルオーナー: satovic | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 5773 | 開設:2004.08.05 | ランキング:4(69306)| 訪問者:4636297/10197084
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satovic劇場Annex
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No 25 HIT数 1257
日付 2004/10/04 ハンドルネーム 最高尚宮
タイトル ボーダー! 第3.5話
本文 タイトル | Satovic劇場より御中元、第3.5話 ボーナストラック | [219.207.144.77]
投稿者 | satovic 投稿日 | 2004/07/07 13:00:54 アクセス | 1142
内容 みなさまにレスの中でリクエストをいただいた御題を 
ストーリーの中にいかすというお約束を守るために書いたのが 
この3.5話 ボーナストラック編です。
ま、ま、ま 万が一!にも ヤン室長やヨンジュンさんが翻訳機で
本編をごらんになるようなことがあったら、この部分だけは
「なんのこっちゃわからん」と思われるでしょうから(笑)
あえて、本編とは別にしました。
あっても無くても ストーリーとしては成立するので ここは 
読みたい方だけにお読みいただく ハウスカレーにおける
お楽しみスパイス小袋みたいなものでございます。

えーみなさまからのリクエストをまとめてみますと....

・もっと話しを長くして欲しい
・ヨンジュンさんの格好いいサービスカットを希望
・韓ドラっぽい展開で 出生の秘密、三角関係、などの どんでん返しをいれてほしい
・泣ける展開を期待する
・ERのロマノ先生の後釜にヨンジュンさんを出して欲しい
・satovicの着ぐるみを着た satovicを出演させて欲しい
・円谷プロ的な結末を作ってほしい
・もっと細かくファッションとかのデイテールも描写してイメージを湧かせて欲しい

ということでしたが、最後の1行だけは どう転んでも無理です。
筆者自身が まったくファッションに興味がなく、一度気にいれば毛玉コロコロつくまで
同じセーターを着ているタチなので いまだにカットソーはのこぎりの一種だと
思っているくらい お洋服とか 化粧とかにうとく 何の興味もないのです。
なので、この一行だけは御容赦いただき あとの要素は この3.5話に
全てもりこんでおきましたので、3話と4話の間に挟んで お楽しみください。
ではではー!

第3.5話

優美子の実家に泊まった翌朝....
バタバタバタ...と廊下を走ってくる足音でヨンジンは目をさました。

優美子:(激しくドアをノックする)「オンニ?オンニ! 起きて!オンニ!」

ヨンジン:うーん?
    (布団の中で 裸の上半身でムニヤムニャ....と伸びをする ヨンジン)

優美子:「オンニ!ハルモニが!ハルモニが大変なの!起きて!はいるわよ!」

ヨンジン:「わわわわわわっ!ダメ!ダメ!今...ちょっと!待って!チャンカン!」

 あわてて寝巻きをはおり カツラをかぶったところに 優美子が飛び込んできた。
 フーッ!間一髪!

優美子:「オンニ!大変!ハルモニが起きてこないと思ったら....玄関に...玄関に.....!」

 かけつけて見ると ハルモニはうつぶせになったまま玄関の上がり框のところに
 つっぷしていた。大きないびきが聞こえる。脳卒中だ!

ヨンジン:「救急車を呼んで!身体を揺するな優美子!ゆすっちゃダメだ!」
 ミソン:「あ....頭を上にしたらいいのかしら?下げた方がいいのかな?」
ヨンジン:「このままじゃ脳溢血か 脳硬塞かわからない。
     だからとにかく安静にしておくんだ。優美子!優美子!ゆすっちゃダメだ!」

震える優美子を抱き締めていると ギボンが声には出さず、
指でアゴをなでるサインを送ってきた。

ヨンジン:(アゴ?........ウン?.....し、しまった!髭が!)

優美子のおでこにアゴが当たらないように背伸びを続けるヨンジン。
こんなところを救急隊に見られてはまずい!しがみついて泣いている優美子を 
無理矢理ミソンに押し付けて ヨンジンはギボンと一緒に身繕いに戻った。
大急ぎで髭をそり、すねをそり、パンストをつけてパットをいれて....!
救急車に乗り込んだミソンと優美子を追って ギボンとヨンジンが
病院へかけつけた時には 手術室のランプが赤くなっていた。
中ではハルモニの命を救うべく医師達の戦いがはじまっていた。

 看護士:酸素フォワード90! 血圧50に低下!
ベントン:オロナミンを2000単位打ってくれ! ロマノはまだか?
カーター:ヘリコプターの羽に当たって重傷です!
ベントン:では韓国から来た優秀な脳神経外科医を!
(ペ・ヨンジュン氏がダブルキャストで登場!→第一話のレスでリクエストをくださった
 ER ファンのみなさま こんなモンでいかがでしょ?)

カーター:ダメです。今 彼は くだらないことを考えすぎて脳味噌が腐ってしまった
     日本公式の女性患者の蘇生処置に当たっています。
ベントン:もう15分以上もマウス to マウスをしているってのに
     蘇らないあの患者か? 実はもう覚醒しているんじゃないのか?
 ケリー:私が見てくるわ。
カーター:やめた方がいいですよ。女性スタッフが近付くと 拒否反応を示すんです。
     彼にしか救えません!
ベントン:電気ショックは?与えたのか?
カーター:脂肪がぶあつくて....通じないみたいなんです。
ベントン:そんなバカな!もしかして....彼女は着ぐるみ症候群じゃないのか?
カーター:なんですか?それは?
ベントン:きわめて珍しい症例だが、日本公式の風土病だ。
カーター:確かに、彼女は 日本公式では橋田寿賀子並みの出稿量と胴回りです。
     本人は自覚がなくて三谷幸喜並の原稿と加納美加ばりの胴回りと
     思い込んでいますが......
ベントン:胴回りが橋田先生なみ?......かなり分厚い着ぐるみだな....
     すぐに切開するように伝えてくれ。電気メスじゃだめだ。チェーンソーでな!
 (kattiさん ishitoさんリクエストの satovicの着ぐるみを着たsatovicを
  登場させるという無理難題をクリア致しました。あ!しまった!覚醒しているのを
  見られてしまった!Dr, Baeってばー!いかないでー!もっと御処置をーー!)

ピッ.....ピピッ......モニターが 弱々しいハルモニの脈を波形にしている病室の中....

ドクター:「今夜が峠です。もし、あわせたい方がいたら、今のうちに......」

誰の胸にも、あわせてあげたい人は ひとりしかいなかった。

優美子:「オンニ...お願い......これ....読んであげて.....

   (優美子はお菓子の箱から 一番古い、黄ばんだ封筒をとりだして封をきり、
    最初の手紙をヨンジンに渡した。

ヨンジン:「.............」

優美子:「私じゃ.......ダメなの..........きっと泣いちゃう......お願い、オンニ、
     今だけ、今だけ私のオンマになって!ちゃんとしたハンマルで....
     .ハルモニの耳に手紙を届けて...」

ヨンジン:「おかあさん....毎日 寒い日が続きます....お元気でしょうか.....
      膝は痛みませんか?こちらでの生活は ようやく地に足がついた感じです。
      いきなり2人の子の母親になるのは勇気がいりましたけれど、
      ヨンエの時を思うといくらか気が楽です。
      ヨンエは元気にしているでしょうか?昨日、こちらで かわいい手袋を
      みつけました。ヨンエの小さい手を思い出すと....
      会いたくて...会いたくて....たまりません。あの子がはじめてうちへ来た日...      
      赤いてんとう虫のアップリケのついた手袋をはめていたことを 思い出しました。
      まさかあの人と こんなに早く死にわかれるとわかっていたら....
      母親に渡してやったのに......こちらでひきとるんじゃなかったと.........
      あの子にもつらい思いをさせなくてすんだのにと.悔やまれてなりま.........

--------------------------ガッシャン!  手にしていたお菓子の箱を優美子がとりおとした

ヨンジン:「.......先を.....................読むかい?......」

  うばうように手紙をとって 目を通す優美子。その手が、声が 震えていた。

 優美子:「.私....わたし.......ひとりになっちゃう.......!ひとりになっちゃう!
      オンニ----!私...オンマの子じゃなかったんだ....
      だから、だからおばあちゃん.........私に読ませないように この手紙.....
      読みたいのに....封も切らずに......! 自分じゃあ字が読めなくて......!!
      誰にも頼めなくて......! 私のために....ハルモニ..........ハルモニ.........!
      いっちゃいや! ヨンエをおいていかないで...........!!」
 
 祖母にすがって号泣する優美子。その頭を撫でてあげるしかないヨンジン。
 優美子の母親は ヨンエの父と不倫の末に結婚し、まだ1才になるかならぬかの幼い
 ヨンエをひきとり 3人で幸せに暮らしていた。しかしヨンエの父はまもなく急逝。
 2年ほどヨンエを育てたものの、女独りの身では食べていくこともままならず、
 その頃出会った日本人の男性と再婚した。相手に同じ年頃の子供がいることを
 おもんばかって ヨンエをハルモニの元に残していくことになったが 
 その身勝手さと 帰化するということでハルモニは怒り、彼女を決して許さなかった。
 最初の親にも、次の親にも捨てられ ひとりぼっちのヨンエがあわれで
 しかたなかったハルモニは 娘の罪滅ぼしにと ヨンエを孫として育てることに決めた。
 本当の事情を悟らせるようなものは一切彼女に近付けまいとするため、
 事情を知らない他人に 手紙を代読することも頼まなかった。
 実の娘に会いたくない親などいようはずもない。娘の消息を知りたいはずだ。
 しかし そうすることによって 自分の娘がだいなしにしてしまった
 幼いヨンエの人生を傷つけてしまうことを恐れて、ハルモニは娘からの
 手紙に手もつけずに 長い年月を過ごしてきたのであった。
 優美子は その日のうちに 全ての手紙を読み終わった。
 
 病室でやすらかに眠るハルモニの顔を見つめながら優美子が口を開いた

 優美子:オンニ.....ニッポンへ来るまでは....ニッポンのこと嫌いだった?

ヨンジン:うーん....そうだね....戦争中のことは 学校でも習うからね
     あれは 全て昔のことだって割り切るには 傷が深すぎるよね....

 優美子:私.....韓国の人が日本の過去を責めるのを聞くたびに、とても複雑な気持ちが
     していたの。前の世代がやったことで どうして今の人達を責めるんだろう。
     そんなことをするから、いつも私たちにしわ寄せがきちゃうんだ、って。
     親の罪は子が背負うべきじゃないって 思ってきたわ。
     でもね、その逆はあるのね。
     ハルモニは親として 自分の子の罪を一生背負って生きてきたのね......

ヨンジン:そうだね、いつか本当のことがわかった時に、優美子がお母さんを許せる
     ように....そう思っていたんだろうね....

優美子:お母さんのこと、とても会いたかったし、憎んだこともあったわ....
    でも.......、今はもう どうでもよくなっちゃった。
    どこかで 幸せでいてくれれば それでいいと思うの。
    本当のお母さんも、菊池のお母さんも....
    過去のことは何ひとつ かえることができないんだもの。
    大切なのは 今よね。これからよね。
    ハルモニが一生かけてまもってくれたんだから、私の人生、
    憎しみやうらみでだいなしにしたくないわ。
    今なら 全て許して 未来だけを見ていけそうな気がするの

 数日後....優美子を残してヨンジン達は東京へ戻り 撮影を続行することになった
 寝ずの看病が続き、ベッドの上に頭をのせて 祖母の手を握っているうちに
 うたたねをする優美子。
 その時 かすかに 祖母の指がうごいて 優美子の手をなで.....
 力つきた。 ハルモニは.......懐かしい故郷へと旅立っていった。
 
          --------------------------------------------------

 ┐(´ー`)┌ はーい!satovicでーす。
 3.5話はここまで。ここからストーリーは 第4話へつながるってわけです。
 ここからはiwashinyanさん御希望の円谷的結末ですが これは本編へもどって
 最終回の、結末Aの後につくものと思ってお読みください。 では どーぞ!

円谷的結末
  (iwashinyanさま復帰 御祝儀 本編の結末Aの後につけてお読み下さい)
空港で 優美子とキスをかわしたヨンジンは照れくさそうに ギボンとミソンを
ふりかえり、ミソンにいった。

ヨンジン:ミソン....ほんとに.......すまない...

ミソン:ううん、いいのよ、ヨンジン。
    実はね...私もあなたに話さなくちゃならないことがあるの。
    私も....故郷(クニ)に帰ることにしたんだ。

ヨンジン:故郷(クニ)って?

    その時、空港全体が激しい振動にみまわれた!
  -----------------ギャオーッ!ギャオオオーッ!
滑走路では怪獣レッドキングが 旅客機をつかんで地面に叩きつけていた。

ミソン:わたし....いかなくちゃ! あの怪獣を太陽に葬ってくるわ。
    もう二度と会えないと思うけど......さようなら!さよならヨンジン!
    シュワッチ------!(゜・:”°★。:’* + ☆,ウルトラミソンに変身)

ギボン:ミソンの故郷って....M78星雲だったのね...
    
レッドキングをかかげて太陽へ突っ込んでいくウルトラミソン....
太陽の中に しだいに小さい点のようになっていくミソンの後ろ姿をみあげて、
ヨンジンの目にはひとすじの涙が光った。   
                            おちまい

 
okanchan
しかし、ヨンジュン先生に手当てされたら気が付いたとたんにお陀仏かも・・・これがほんとの冥土の土産 2004/10/07 12:17
okanchan
ER登場(^^♪アレがなかったら、旦那が取ったVTRお蔵入りでサッカーに変わっていて私の冥土の土産も・・・(^^ゞ 2004/10/07 12:16
 
 

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