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B.S.J.
B.S.J.(https://club.brokore.com/bsj)
会員にならなくても、どなたでも、愛と笑いのある書き込みなら大歓迎!「はじめまして」の挨拶はいりません。 ずっと前からいたような顔をして スッ!と参加しちゃってくださいね
サークルオーナー: satovic | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 5773 | 開設:2004.08.05 | ランキング:4(69306)| 訪問者:4636057/10196844
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四月の雪せつなさ大賞!
四月の雪せつなさ大賞!
No 60 HIT数 1587
日付 2005/04/28 ハンドルネーム Pisces☆
タイトル 貴方の指・・・。スジンから
本文 暗闇の中で、車を走らせている。どこまで行っても平坦な道・・ライトの中で 浮かびあげる・・・・。私・・・どこへ向かっていたのかしら・・・何に追いかけられるように、車を走らせているのだろう・・・。そうだ・・・貴方を求めて求めて、でも、私から言えなくて・・・。


私は、寂しくはない・・。貴方は、いつも、元気で、少年のような屈託のない笑顔を私に向けて・・・行ってくるねって。今度は、3週間ののコンサートだからって・・・。電話するって・・。私は、いつものように自由に飛びまわる彼に、何ごともないかのように、ゆったりと微笑んで・・、じゃあ、今度帰ってくるまでに、ソウルの、インド料理のおいしいお店見つけておくわ・・・。

 わたし・・・寂しくはない・・・・。仕事帰りに裏通りにある、ふらりと寄った小さな専門書店…捜している本を、やっと見つけて、背の高い男の人の隣で、読み始めた。、活字が頭に入ってこない・・・目だけが字を追っている・・・あの人は、今・・・、華やかなコンサートが始まった時間・・・だわ・・あの人は、レーザーで照らされたあの歌手だけをじっと見つめて、あの人が一番、素敵に見えるように華やかにライトの調節をして・・・心の底でそっと動いたものを意識した瞬間・・・・・後ろを通った人にドンと押されて、隣に立っていた人にぶつかって、重い本を落としてしまった・・・。

 あ、すみません・・ いいえ・・・本をパンとはたいて、にっこりと笑って、その人は差し出した。。本の角が足に当たったでしょう。ごめんなさい。痛くなかったですか。・・・大丈夫ですよ・・・頑丈ですから・・・また、大きな笑顔でまっすぐ、こちらの目を見て笑いかけた・・・。あの人も、真っ直ぐ目を見て笑ってくれた・・・・・3週間・・長いわ・・・・じゃあ、どうぞ・・目の前の本を受け取った瞬間、その人の左手小指に小さなプラチナの指輪を見つけて・・・自分でも気付かずに、声に出ていた・・・夕御飯、まだでしたら、一緒に食べません? 隣に、インド料理のおいしい店があるのですよ・・ナンの焼ける香ばしいにおいと、スパイシーな香りがただよっている・・・・。。あはは、ここへ来る人は皆、本より、隣の店が気になるんですよね・・・。そう言って、又、その人は笑った・・・。

似てるわ・・・出会った頃の彼も、私の目を覗き込むようにして笑っていた・・・。それから・・・それから・・・そう、その人と、何回か食事をして・・・優しかった・・・彼にかわいい奥さんがいることも知っていた・・・彼が、けして泊まらない理由も・・・。彼の気持ちも・・・。でも、あの人は、今度は一ヶ月近くも、戻らないって言う・・・あの人の技術は芸術品だって・・・、あの人は光を自由に操る天才だって・・・・・・。嬉しい・・・・・努力家の彼の苦労を見てきたから、認められて・・本当に嬉しい。・・・。そして、思いっきりの笑顔で次の仕事についての話をして、あの人は出かけていった・・・。 私の変化に気付かないまま・・・。

 だから、彼を呼び出して、旅行しようって迫った・・・。困ったように付いてきた彼から、・・・もう、会わない・・それを言う為に来たんだって、言われて・・・だから、わたし・・・。

 まだ、暗闇の中、この道を、運転している・・・彼は隣の助手席に座って寝ている・・は・・ず・・。・・・・・ここは・・・、どこ・・・・?

 誰かが手を握った・・・あの人の手だわ・・・待ち続けていたあの人の指・・・。長いしなやかなあの人の指・・。ああ、そうだ、私、事故に合って・・そして、・帰ってきたんだ。あの人は、私の傍にいる・・あの人の力強い指・・しなやかで・・長くて、包み込むように私の手を握って、私の一本一本の指を愛しそうに握って、指先まで撫ぜてくれていた彼の指。私があげた小指の指輪をはめて・・・ゆび・・・わ・・???。・・・・!!!

あの人の指が微妙に・・違う・・・あの人は、私の指を・・・・・・愛・・し・・?・・あの人の大きな手が握ってくれるのは、私だけのはず・・。 私が愛したのは・・・最初から最後まで、貴方だけだったのだもの・・・。握っている手をやっとのおもいで動かして、握り返した・・・。 私、貴方の所に帰ってきたのよ。・・・・でも、彼の指は、そっと包み込むように私の手を握ったまま・・・・じっと・・・・・そのまま・・・だった。

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インスとソヨンを書くには、今はちょっと、あまりにもメーキングの印象が強すぎて・・・・・・スジンさんに(自分中心的な人ではありますが)・・・スポットライトを当ててみましたヨン☆**

さっき、公式を見たら、スジンさんと、ソヨンさんのご主人は、昔からの写真サークルでのお知り合い・・・だったとか・・・。そうだったのか・・・・。

 
Pisces☆
ogakoさん、ヨンジュンさんは、手や指ででも、演技されている時があるから、9月には、隅々まで目が離せないですね。楽しみですヨン☆ 2005/04/30 02:35
Pisces☆
ゆこまるさん、インスは、安心しきって、いたのでしょうか。インスの気持ちを考えると哀しいです・・・。(レスが遅れてすいません) 2005/04/29 18:15
ogako
微妙な指の動きから心情を表すなんて、ほんとのシナリオライターみたいです。 2005/04/29 10:15
ゆこまる
書店の挿話が好きです。妻の変化に気付かずに笑顔で出かけるインスも、哀しい... 2005/04/28 18:28
 
 

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