韓国の人は、「詩」が好きなんだそうな。
そういえば、「冬のソナタ」でも 「初恋が、また私を呼んだらどうすればいい・・・」と ユジンの後輩の高校生が詩を朗読していたっけ
「若者の日向」でもジョンヒが、詩を読んでいたし、
さいたまアリーナで「永遠に愛すること」を読むイェジンさんの傍らで ヨンジュンさんは、じーっと耳を傾けていたっけ・・・
高校生だった頃 私も詩を読むのが好きだった。 詩は、声に出して読むと味わいが変わる・・・ 韻を踏んだリズム感が 目で読んだ時とは異なる感覚を与える。
ヨンジュンさんを知って初めて知った韓国語の美しいリズム 流れていく言葉、深い響き・・・ 詩を読むのになんと適した言葉であるのか
昨年秋に、この「いちおし」のコーナーで ドラマ「母よ姉よ」を紹介して 双子の兄を演じたコ・スさんの演技に惹かれたと書いた時 コ・スさんの作品なら「グリーンローズ」が面白いとレスで教えて頂き 年末年始の休暇に観た。 なりふり構わない捨て身のその演技に、 力ずくでドラマの中に引き込まれた。
そのコ・スさんが、兵役に入る前の最後の作品に 詩の朗読を選んだという・・・
その選択に素直に驚いた。 驚いて、興味を持った。
自分の長所を「静かだ」と言い 短所を「あまりに静かだ」と言う彼の朗読は 言葉に違わず、本当に静かだ。
録音に際して、唇を噛みながら 目に涙を溢れさせながら何度も挑んだというこのCDは 体より心が疲れた時に 心のひび割れに沁みてきて、潤してくれる・・・
これが、ヨンジュンさんの声だったら・・・などと言うのは コ・スさんに対してとても申し訳ないが、 ヨンジュンさんのあの優しくて強い声で読む詩を聴いてみたい。 ハングル講座をいつも途中でめげてしまう私には 理解できない部分の方が多いけれど 言葉で伝える以上の心を感じさせてくれるに違いない・・・
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