B.S.J.のみなさん、こんにちわっ♪
さて、【大王四神記SPを実況するスレ】【太王四神記第1回を実況するスレ】に続くスピンオフ文章の第3弾ですっ♪
前2回同様、これは【実況スレ】あってこその文章。実況・同時翻訳をこなしてくださったみなさんに心からの感謝を捧げます。 さらに、この文章は韓国語に堪能でないWhistlのかなりの推測が含まれていることもお汲み取りの上、お読みください。
尚、前2回同様、「日本での放送まで (あるいはDVD発売まで) 細かい映像や内容は知りたくないっ!」 とお思いの方は、このままスルーしてくださいねっ♪
では、始めま~すっ(笑)!
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2007年9月12日放送 『太王四神記』 第2話
大河ドラマ風の壮大なオープニグタイトル。約5分間のCM
第1話のダイジェスト。神話時代の物語の復習の後、「第2話」の文字。
不気味な八角形の建物。ファヌンに恨みを抱く虎族の末裔で、チュシンの王に与えられるべき天の力を奪い、高句麗を支配しようと企む火天会の大長老は、空に輝く星を見上げ、「あれがチュシンの星ではないのか。ついにチュシンの王が生まれ、四神が蘇る約束の時がやってきた。その四神の神物を探して来い」と部下たちに命令する。赤い衣装に身を包んだ火天会の部下たちが、馬で各地へ飛び出していく。
一方、コムル村の村長もまた約束の時がきたことを知り、玄武の転生であるヒョンゴの木の杖以外の三神の神物を集めるように村人に告げる。彼らの願いはチュシンの王と彼を助ける四神を守ることだ。命令を受けた村人たちは、白装束に身を包み、幾班かに分かれて馬で各地へと飛び出していく。
貴族であるヨン・ガリョの屋敷では、今、まさにヨン夫人が子供を産み落とそうとしていた。同じ頃、閑居の寝室を抜け出して草原を歩いていた妊婦もまた、チュシンの星が輝く中、子供を産み落とそうとしていた。
鍛冶屋の村。人々が鉄を打っていたとき、突如、不思議な光が立ちのぼり、人々を驚かせる。おそらくこの村には、白虎の神物である鉄の塊が代々受け継がれてきたのだろう。その不思議な光を目印に、火天会の手の者たちがこの鍛冶屋の村に向かって馬を走らせていた。
(テロップ)375年。チュシンの星が輝く夜空に赤ん坊の産声が響き渡る。そして同じ頃、ヨン夫人もまた、ヨン・ガリョの屋敷内で無事に男の子を産み落としていた。
割と大きな別の町。町が火天会の使者によって焼き討ちされている。火天会の使者は、幼いチョロに襲いかかるが、息子を守ろうとするチョロの父は、チョロを宝物庫のような場所に連れ込み、追っ手が迫る中、幼い息子チョロの左胸に不思議な光を放つ青龍の神物、龍のウロコを差し込む。その瞬間、チョロの父は追っ手に殺されてしまった。しかし、龍のウロコを差し込まれた幼いチョロの身体から放たれた神秘的な光は、一瞬にして追っ手を蹴散らしてしまった。
森の中。鍛冶屋の村の娘パソンとパソンの父、そしてパソンの兄弟である青年の3人が火天会の使者に追われて逃げ惑っている。手裏剣が飛び交い、追い詰められる父と娘。その時、白装束のコムル村の人たちが父と娘を助けるために駆けつけた。コムル村の使者が懐から不思議な器を取り出すと、辺りはたちまち不思議な霧に覆われ、鍛冶屋の父娘とコムル村の使者の姿は、火天会の使者たちからは見えないバリアに包まれる。コムル村の使者は、「私は高句麗の人間です。白虎の神物を出してください」とパソンの父に願いでる。しかし、パソンの父が抱えていたのは空箱だった。実はパソンの父は、逃げる途中、白虎の神物を息子に託し、彼に別行動を取らせていたのだ。そのことをコムル村の使者と娘パソンに言い残した次の瞬間、パソンの父は息を引き取った。
さらに別の町。名門「ヘ氏」の館にも火天会の使者の手が伸びていた。「この家に居るはずだ! どこにいる!」と声を荒げる火天会の使者たち。その時、幼いキハと生まれて間もない赤ん坊(後のスジニ)を抱えた姉妹の母、へ夫人は、追っ手の目の届かぬ場所で、姉キハの首に紅珠の首飾りをかけながら、「お姉さんなんだから妹を守るのよ」と言い聞かせ、2人を床下に隠す。次の瞬間、火天会の使者に殺されるへ夫人。そして、使者たちは家に火を放つ。母の最期の言葉を思い出し、煙に咳き込みながらも幼いキハは咄嗟に妹を穀物の壷に隠した。その時、紅珠が不思議な光を発し、家に放たれた火は沈火される。しかし、命を救われたのと引き換えに、紅珠を胸に下げたキハは火天会の使者に発見されてしまう。
翌朝。コムル村の使者たちが、殺戮の限りが尽くされたキハとスジニの町にたどり着く。累々たる死体の山。「遅かったか」とコムル村の使者たちがあきらめかけた時、どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。声が聞こえる穀物の壷のふたを開けると、そこには赤ん坊が。そして、その赤ん坊の額には、一瞬、朱雀の紋章が浮かび上がる。
コムル村に連れてこられた赤ん坊を人々が取り囲んでいる。どうやら村の長老たちは赤ん坊を育てることに反対のようだ。だが、青年ヒョンゴは「もし、この赤ん坊がチュシンの王を助ける子だったらどうするんですか? 私がこの子を育てます。もし、敵だった時には……」と大人たちを説き伏せようとしている。その勢いに押され、長老たちも赤ん坊を育てることを渋々納得したようだ。
その頃、火天会の八角形の館では、大長老が「長い時間待っていたのに、この娘だけしか探せなかったのか」と使者たちを怒っている。しかし、キハを目の前にした大長老は、キハの胸の紅珠に手をやりながら、「お前が朱雀の生まれ変わりか?」とキハに問いかける。次の瞬間、キハに何かの妖術をかける大長老。着衣が燃え、首筋に痛みを覚えたキハは気絶してしまう。そして、キハの気絶と同時に、大長老はみるみる若返った姿に変わっていた。
コムル村。青年ヒョンゴが赤ん坊に離乳食を食べさせている。そこに様子を見に来た長老が、「赤ん坊に名前をつけてやらなければならないな」と発言。こうして、この赤ん坊の名前はスジニに決められた。
【ここで一気に9年の時間経過。第1話で出てきた旅の途中のヒョンゴとスジニに変わる】 旅の途中のあばら家。何度起こしてもなかなか起きないスジニに、ヒョンゴが業を煮やしている。しかし、実はスジニは狸寝入り。水を持ってきたところをいきなり脅かされたヒョンゴは、頭から水をかぶってしまう。
(テロップ)384年。ヒョンゴとスジニの馬車が都に着いた。ヒョンゴはスジニの背中に「占」と書かれた旗を背負わせ、幼いスジニに占いの客引きをさせる。
【さらに時間経過? 子役が成長しています】 少女に成長したスジニは、背中に「占」の旗を背負いながら、街の中で占いの客引きをしている。スジニはなかなかの営業上手。強引に客をつかまえ、ヒョンゴに占いをさせている。その時、スジニは、街中を歩く一人の少女に目が釘付けになる。それは、火天会での育ての親、サリャンに連れられたキハの姿だった。なぜかその少女が気になるスジニは、彼女の後を追う。キハもスジニに気が付いたようだ。2人の少女は、街の中でしばらくお互いの顔を見つめあう。
宮中の神殿に連れてこられたキハは同行したサリャンから神女を取りまとめる女性に引き渡される。キハはこれから宮殿の神女見習いとして生活するのだ。
その頃、病床に臥せる高句麗第17代のソスリム王は、次期の国王を決めるため、王族を一堂に集めるように命令していた。
どこか寂れた村の小川で、少年タムトクが馬の身体を洗っている。その小川にかかった橋の上を王宮の兵士2人が馬で駆け抜けていく。兵士が訪ねたのは、現ソスリム王の弟で、隠遁生活をしていたタムトクの父オジジだった。オジジに向かって「王様の命令で参りました。王様にはもう時間がありません」と告げる兵士たち。そして2人は馬を洗うタムトクに視線をやり、オジジに対して、「彼があの方(チュシンの王の意味)ですか?」と尋ねる。黙ってうなずくオジジ。
王宮ではソスリム王とオジジの妹であり、高句麗最高の貴族ヨン・ガリョに嫁いだヨン夫人が、病床に臥せる第17代ソスリム王の元を訪れていた。ヨン夫人は、ソスリム王の耳元で「王様、私の息子であり、あなたの甥であるあの子がチュシンの王であることは分かっておいででしょう? チュシンの星の光る日に、天が選んだ王は私の息子です」としきりに訴えている。
玉座の間に貴族たちが集められている。ヨン・ガリョは、一番の上座。そしてヨン夫人はその様子を柱の影から盗み見ている。ソスリム王が玉座に座ると、程なくして、オジジとタムトクが村から到着したようだ。2人の姿を見たソスリム王は「待っていたぞ」と声をかけ、次の王座をオジジに譲ることを宣言する。それを聞いたヨン夫人は、「いけません。陛下!」と叫びながら柱の影から飛び出してくるが、王宮の臣下に行く手を遮られてしまう。
オジジに対して「この子がその時の子供か?」と尋ねるソスリム王。「はい。タムトクです」と答えるオジジ。「憶えていないか?」とタムトクに聞くソスリム王。「私が?」と問い返すタムトク。するとソスリム王は、タムトクを玉座に招き寄せ、その耳元で「お前を守ってくれる四神の神物を探しなさい。そしてお前が王となり、チュシン帝国を作るのだ。約束してくれ」と告げる。一瞬、困惑しながらもタムトクは、「はい」とソスリム王に答える。するとその言葉に安心したかのように、ソスリム王は、タムトクに寄りかかるようにして息を引き取った。その場にいた貴族たちはみな、口々に「陛下!」と叫びながら声を上げて泣いている。
(テロップ)384年。タムトクの父オジジが高句麗第18代のヤン王になった。戴冠式。玉座の間に神女たちが入ってくる。その時、神女見習いの少女の一人が転んでしまう。それを見て、微笑むタムトク。その少女こそ、キハ。これがタムトクとキハの出会いの瞬間だ。年嵩の神女から王冠を被らされ、ヤン王の戴冠式は無事、終了した。
ヨン・ガリョの館。ヨン夫人は夫ヨン・ガリョに向かって「私たちの息子こそがチュシンの王であり、天が選んだ王である」と力説している。息子ヨン・ホゲこそがチュシンの王だと信じるヨン夫人は、密かにヤン王とタムトクの失脚を狙っているようだ。
夜。王宮の中庭のような場所で2人きりで話すヤン王とタムトク。タムトクの身を心配する父ヤン王は、タムトクに向かって、「お前は(チュシンの王として)大きな存在にならなければならない。目立つような行動をしてはいけない。お前が勇敢であることも、すべて隠し通すのだ。お前は身体が弱いと言ってある。友達とも遊んではいけない。私はお前を王にさせるためだけに18代の王となったのだ」と言い聞かせている。しかしタムトクは、「私が王になる時は、お父様が亡くなられる時ではないですか。それならば私は王にはなりたくありません」と答える。
別の日の昼間。王宮の競技場でヨン・ホゲが他の兵士たちと共に撃毬の訓練をしている。楽しそうにその様子を見学していたタムトクの元を訪れたヨン・ホゲは、「王子様、どうしてこちらへいらっしゃったのですか? この棒術をお教えしましょうか? 重いでしょう? でもやり続けていれば軽く感じるようになりますよ」とタムトクに手ほどきをする。仲の良い従兄弟同士の2人だ。
街中を数人の神女と共に歩いていたキハの近くに馬が迫っていた。他の神女たちは逃げ出すが、キハだけは道の真ん中に取り残されてしまう。そこに偶然、馬で通りかかったヨン・ホゲは、咄嗟にキハを助け出す。しかし、実はキハに迫っていた馬に乗っていたのは火天会のサリャンだった。おそらくこの出来事は、ヨン・ホゲにキハを近づけるために火天会が仕組んだ罠だったのだろう。
【おそらく回想シーン】 火天会の八角形の館で、キハを目の前にした大長老は、キハの背中に浮き出た紋章を見つめながら「キハはどんなに力のある者をも倒すことができる。お前はカジンの転生なのだから」と話している。その瞬間、少女キハの顔にカジンの面影が浮かんで消えた。大長老によって、幼い頃の記憶を消され、チュシンの王に天の力を持たせないように企む火天会によって育てられたキハは、自分のことを火天会の神女であると信じており、火天会の忍びの術をも身につけていたのだ。
夜、忍びの姿に身を変えたキハが王宮の書庫で何かを探している。そこへタムトクが現われた。タムトクは、キハが物陰に隠れていることが判っているかのように、聞こえよがしに武芸の本を音読し始める。やがて、物陰から姿を現わすキハ。すると突然、タムトクは、武芸の本に書かれていた“型”を演じて見せる。しかし、床に足をぶつけてしまうタムトク。「よく分からないや……」と言いながら、キハの方に顔を向けると、その時、すでにキハの姿は書庫から消えていた。
――『千年恋歌』に乗せた次回予告で第2話終了――。
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