テサギファンのみなさん、アンニョンハセヨ~
いよいよ、明日は 「運命の分かれ道」の日ですね^^ タム王と四神たちに会えるのか、そして、BSJの大オフ会に参加出来るのか (オーナー,応募は黄金休み以降のアップを希望^^;) 先行予約が駄目でも、一般申し込みが残っているので何故か焦りません(本当に駄目と分かれば落ち込むかも~)
さて、ドラマも21話まで来ました。佳境に入っております!契丹部族との交渉、キハのお腹、ホゲの壊れ度、今回もてんこ盛りでした。実況当時、後3回で終われるの?なんて疑問を実況の後でみなさんとやり取りした事を思い出しました! 今回の原作本との比較、長~いです^^, 訳しながら、こりゃドラマと重複してもアップせにゃと思った箇所があり、(1)(2)になりますが、、、、ご了承を^^
21話の比較にいく前に前回の20話の比較でちょっと訂正させて下さいね。 ホゲとチョッカンとのシーン、これは20話ではなく21話でのシーンでした。もうお気づきの方もいらっしゃったと思います。ノベライズで確認したはずだったのですが、原作とドラマが頭の中で混乱していたのでしょうね!ミアン(これ当て字ありますぅ?)
それでは、21話の原作本との比較、どうじょう~ようぞう~@@@
ドラマタイトル: 「崩れゆく大軍」 原作サブタイトル: 「ヨン・ガリョ、天の意志に背き毒を飲む」 「キハ、天孫の血を産む」
*ヨン・ガリョがコムル村にある2つの神器を持ち出すシーン ドラマでは紋章だけで持ち出していましたね。原作は違います。全文です。
ヨン・ガリョが神器を保管する密室の前に立った。密室を守っていたコムルの弟子達が姿勢を正してヨン・ガリョに挨拶をした。ヨン・ガリョが軽く頭をさげた。談徳が国内城を留守にしている今、ヨン・ガリョは高句麗王を代行して国事を管掌する最高の地位にいた。不安な気持ちでついて入ってきたコムル弟子2人を後ろに控えさせ、ヨン・ガリョが何も言わずに朱雀と青龍の神器を眺めた。
しばらくした後、ヨン・ガリョが朱雀の神器である紅玉の方に手を伸ばした。驚いたコムル弟子1人が制止しようと近づくや、ヨン・ガリョはいつの間に抜き出したのか、刀を振り回して弟子を一突きにした。もう一人の弟子は他の警備弟子を呼びに一早く密室から逃げようとしたが、声を上げる間もなくヨン・ガリョが一突きでその背中を刺した。
ヨン・ガリョが外に出ると既に約束していた通り、キハとサリャンが待っていた。ヨン・ガリョは絹で何重にも巻いていた紅玉と青龍の鏃(やじり;前回の訳の時は鉱石の一種と書きましたが、再度チェックしてやじりとしました^^)をサリャンに渡した。 「これでよいか?」キハは目を軽く閉じて頷いた。 「では、約束したものを下さい」キハはすべすべした小さな瓶を取り出してヨン・ガリョに渡した。ヨン・ガリョはあらゆる恨みを全てほどき、これ以上遂げることがない人の表情をしてその場所を去った。
*ヨン・ガリョの自害シーン 原作もドラマとほぼ同じようなセリフですが、このセリフは結局、最終話の談徳の言葉と共通しているようにも思いましたし、全文アップは合掌の意味も含めて^^
官服を脱ぎ正式でない白い服を着たヨン・ガリョが盃を持った。ヨン夫人の位牌に向けて盃をかかげて飲みゆっくり横の椅子に行って座った。 「私はかねてから諜反の心を抱き見識がなく無能であるために高句麗を汚してしまった陛下の臣下、ヨン・ガリョ、陛下に最後のお言葉を申し上げます。今、思えば私はチュシンの王を待っていたのではなく、チュシンの王を自分の手で造りたかったのでした。」
「しかし、陛下、天があらゆることを決めるというなら、人が努力して苦労したこの全てのことは何でしょうか?天が最初からチュシンの王をお決めに成ったのなら、その根拠と基準は何でしょうか?チュシンの星が浮かんだ夜、ホゲがその星が消えて誕生したとしてもこの地位まで上り詰めたことが、そんなに懐疑あることなのかと言えば弁明しか成らないでしょう。今、最後にもう一度天の意志に背こうと思います。陛下が私に下さった権力を利用し、チュシン王の神器を盗みました。そして、それを息子、ホゲに譲ります。天が見放したホゲは神器を操ることは出来ないでしょうが、陛下も又同じであるはずです。」
「私は息子にこう言ってやりたいのです。今後、陛下は天の力などに頼ることは出来なくなるだろうから、最善を尽くし自分の力で王に成ってみろと。それでも陛下よりも前に出て来られなければ、それも又ホゲ自身の力不足に気づけと言うことです。」 陛下はチュシンの意味をお聞きになりましたね?そして、ペダル族が住む全世界だと仰いました。しかし、私はその全世界をみる資格はありません。」
ヨン・ガリョは文字の最後に自ら書いたことを示す印を押した。横にはキハから渡された瓶が置いてあった。ヨン・ガリョはその瓶を持ち、蓋を開け一気に飲み込んだ。ヨン夫人が先代王を毒殺しようとして火天会から手に入れたその毒だった。毒の効果は早かった。口から穏やかなる微笑と一緒に一筋の血が流れてきた。まもなくヨン・ガリョは頭を垂れた。ゆれる蝋燭の火の間のヨン夫人の位牌が最後に目に入ってきた。
*急に現れた書記係のヒョンドンは原作にはなく、天幕でのヒョンドンを介したシーンもありません。 そして、カーンであるアティラとの会談場の様子やそのやり取りのシーンは全くと言って良いほど殆ど同じでした。
*そして、談徳のもう1つの作戦、ホゲ軍の内紛をねらった作戦が予想どおり上手くいきますね。そのビラを発見するシーン、将軍達の反乱、そして、ホゲの将軍としての揺れ動く思いが書かれています。全文アップしました。
どこからかもの悲しい笛の音が聞こえてきた。天幕を割り当てられない兵士達がたき火の周りで座って寝ていたが、1,2人が目が覚め起きて座っていた。幼い兵士1人が故郷の家族を思ってすすり泣き始めた。それを叱る兵士の目にも涙が溢れていた。
チョッカンのケマ一団が笛の音について走っていった。笛の音がする方に走っていくと遠くから聞こえてきた笛の音がぴたりと止まった。しばらくし他の方向から又笛の音が聞こえてきた。馬を戻し音のする方向に又走っていった。すると又笛の音が止まった。笛の音についていったケマ隊は行ったり来たりするだけで笛の音がどこから出ているのかを探すことが出来なかった。
暗闇の中でコムル村人達が馬に乗って集まるが、ケマ隊が走ってくるのをみれば、急いで場所を移動した。しばらくしてコムル弟子の1人が馬に乗ったまま笛を吹いた。笛の音を聞いたケマ隊が又走ってきた。すると吹いた笛を止め他の方向に馬を走らせた。コムル弟子達が乗った馬の蹄には分厚い布包みをかぶせていたので、蹄の音が殆どしなかった。
「どうしてこんなに騒々しいのだ!」 夜が更けて静かであるはずの野営地が騒がしくホゲが外に出てきた。イルスを呼んで何事かと聞くところだったが、夜の空をみてその必要はなくなった。 目に入る夜の空全体に白い紙切れが雪のように舞っていた。ホゲはその内の一枚を掴み書かれていることを広げてみた。太王軍が近くに来ているから投降する者には罪を問わないというものだった。
「こ、、、この者は本当に最後まで、、、、」もちろん、騒がしい声を出しているのは兵士だった。不寝番以外は皆、寝なければならない兵営にもかかわらず殆どの兵士が外にでて空中に飛んでいる紙切れを掴んで読んでいた。ヨpクが兵士達の間に飛んで入り叫んだ。 「紙切れを読むな!読んだ者達はその内容をしゃべるな!命令に従わなければ、その場でめった打ちに処するぞ!」
イルスが鎧を着てホゲに近づいた。「ホゲ様、気になさらないで下さい。どこから飛んできたのか方向を確認して捕まえます。太王軍の策略です。」 「方向をどうして確認することが出来るのか?あれをみてみろ」 イルスがホゲが指さす空を見た。夜の天高いところで、ひらひら舞い落ちる紙切れの間で動かない白い物体が5~6ヶ見えた。
「あれは何ですか?」「凧だ。馬に乗ると言っても直ぐに捕まえられる距離ではないはずだ。この程度の準備をしていたならば風向も全て見当つけていただろうし、我々が出陣する時間も予測しているはずだ。追いかけて行って全部逃げ出すというものだ。やはり、談徳らしい。堂々と戦うことを知らず、浅知恵を弄することが習慣なのだ。」
兵士達を或る程度沈静させてヨpクが走ってきた。「大将軍、これは明白な挑発ではないですか?どうされるおつもりか、先に攻めますか?」 「これがまさしく太王が望んでいるものだ。今、飛んでいけば罠に頭を突っ込むような格好になる。兵士達の取り締まりが先だ。太王軍と対決するのは、我々が決めた時、我々が望む場所であるべきだ。我々が数的に優越しているとはいえ、あちらは小細工に長けているので、それに対する準備をせねばならない。」 「分かりました。では、、、、」ホゲに慌てて飛んできた三軍長をみてヨpクは黙った。
「大将軍、野営地外から抜け出す脱走兵が数十、数百と増えています。止めることができません。」ホゲは鉄の塊で頭を叩かれたように呆然となった。ヨpクと三軍長がホゲの指示を待っている間に、チョッカンが前に出た。 「早く射手部隊を陣営周囲に配置されたし。手遅れに成る前にちゃんと見せしめを示さねばなりません」 三軍長が続け様に訊いた。「全て殺せということですか?脱走する奴らを見れば全員?大将軍、命令をお出し下さい。」
ホゲは返事をしなかった。いや出来なかった。たとえ1人の女への執着と神器への欲のせいで戦略的な判断力がぼやけたとは言え、ホゲは談徳よりもずっと幼い時から戦場を行き来して、戦争の原理というものを体で体験してきた。脱走兵が発生したという事は戦争では致命的だ。小さな穴が大きな土手を瞬間に崩してしまうように、ちゃんと戦うこともできず壊滅することにもなるものだった。脱走兵が1人2人ではないことは土手に小さな穴が一つあいたのではなく、既に土手が崩れ始めていることを意味した。
ホゲが談徳に負けたと思った初めての瞬間だった。未だ地面に落ちない紙切れを見て、脱走兵を捕まえてこいとかんかんに怒り狂うヨpクを見て、ホゲは負けたという事に気がついた。冷たい夜風を受けながら戦略的に自分がどれだけ未熟だったのか分かった。
戦績があるないは重要ではなかった。百済の首都に向かわなかった事も、白虎の神器を探し契丹に方向転換した事も、ホゲ自身の目標に沿ってのことではなかった。全ての事が談徳に利益をもたらさない為に、談徳の勝利を邪魔する為だったのだ。結局、主導権を握る事が出来ず敵に振り回されて、勝利を呼び戻せるはずがなかったのだ。
ヨpクも又幼少の時から戦場で育った将軍であり、脱走兵の意味が何であるのかよく知っていた。「大将軍、今、この場で決定せねばなりません!遅れれば動揺がもっとひどくなるものです。ここできちんと対処しなければ、四万ではなく十万でも崩れるのは時間の問題です。」「脱走兵だ!」
ホゲは声のする方を見た。ホゲは持て余す憤怒が激しく込み上げ、その場で刀を抜いて声がする方に走って行った。将軍達がその後ろについて行った。馬小屋の後ろに走ってきたホゲは武器も持たない馬に乗ろうとしている兵士を見つけて走って行き、そのまま引きずり下ろした。
「大、、、大将軍様、、、、」兵士はホゲに気がつきぺたりと伏せた。「太王軍に行こうとしたのか?」兵士は直ぐに返事が出来なかった。「理由を言って見ろ。私が納得するような理由であれば助けてやろう」「私、、、私は、、、、、」ホゲは落ち着いて言った。「話してみろ」 「私は、、、、ただ、家に帰りたかったのです。年老いた母が1人いますが、病気が重いのです。兄弟達は皆、戦争で死んでしまい私だけなので、、、、」「戦争に出た兵士の中で置いてきた人を恋しくない者が何人いるか。それなのに家に帰りたい?戦友が死をも辞さないとしているのにお前は背を向けると?」
兵士は答えを間違ったと気づきぶるぶると震えた。 「王に刃を向けた反逆者と一緒にはいられないと話せば助けてやった。お前は答えを間違った!」ホゲは顔を上げて助けてと願う兵士の首をそのまま切った。そして、ついてきた将軍達に言った。「脱走した奴らは1人も欠けることなく罪の対価を問う。全て殺せ」 戻って歩いていくホゲの背中で又1人の悲鳴が聞こえた。 *見るのが辛いシーンでした;;;;
#ここでブレイクタイム:ツッコミどす^^ コムルの弟子達がばらまいたビラの漢数字に気がつきませんでした?最初の映像にでたビラには「四日」、ホゲ達が見たビラや兵士達の話では「三日」となっていました。これって編集し直さなかったのでしょうか?ノベライズのセリフの時も確か悩んで三日に統一した事を憶えています^^,ケンチャナ精神が過ぎる?(笑)
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