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*JOONといっしょ*
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No 146 HIT数 188
日付 2007/11/25 ハンドルネーム ぷうすけ
タイトル 【創作】タムドクの恋~現代版~ ④
本文 日曜日の午後、タムドクとキハが

子供達に空手を教えている頃、

ホゲは、接待ゴルフを終えて

自宅に戻ったところだった。

リビングで、紅茶を飲みながらくつろぐ母に

声をかけた。

「母さん、ただいま。」

「あら、ホゲお帰りなさい。早いのね。
 ゴルフの後に食事をしてくるんじゃなかったの?」

「ええ、その予定でしたが、ちょっと体調が
 思わしくないので食事会はやめました。
 父さんと専務が、出席すれば大丈夫でしょう。
 僕は、部屋で少し休んできます。」

「ホゲ、ちょっと待って。
 あなた来週の夜、あいてるかしら?
 時間を作ってほしいの。」

ホゲは、母が手にしている写真に気づいた。

「母さん、またお見合いですか?
 僕は、まだ結婚するつもりは、ありませんよ。
 母さんだって、分かってるでしょ。」

「ホゲ、今回のお嬢さんは、とても素敵なのよ。
 大手銀行の頭取のお嬢さんで才色兼備なのよ。
 お断りするのは、もったいないわ。
 ホゲ、あなたはまだ、あのキハという
 箸にも棒にもかからないような女のことを想っているの?」

「母さん、それ以上彼女のことを侮辱すると許しませんよ。
 僕にとってキハは、初恋の人なんだ。
 心の支えになっていたんだ。
 今回のお見合い断ってください。」

「ホゲ、あなたは自分の立場を分かっているの?
 会長のおじい様が近い将来引退したら、お父様が会長になるわ。
 そうしたら、あなたは副社長から社長になるのよ。
 社長になった時に、独身よりも身を固めて
 世間から信頼を得ていたほうがいいの。
 だから、お見合いして、早く結婚した方がいいのよ。
 ヨン家の発展のためにも早く。。。」

「もういい!母さんは、僕の幸せよりも、
 会社や家のことの方が大事なんだ。
 ちょっと、頭を冷やしてきます。」

「ホゲ・・・。」



ホゲは家を出ると、自分の車に乗り

あてもなくソウルの街の中を走り回った。

しばらくしてから、漢江の河原に車を止めた。

シートを倒して、サンルーフから覗く空を見つめた。

どれくらいそうしていただろう。

いつの間にか、夕焼け空が薄暗くなり始めていた。

ホゲは、シートを戻して、運転席の窓を開けると

タバコを取り出して、火をつけ、ゆっくりと煙をはいた。

いらついた気持ちが少し落ち着いた時、

携帯電話の着メロが流れた。

ヨン家の使用人のサリャンからだ。

「もしもし。」

「もしもし、ホゲ様、今どこにいらっしゃいますか?
 奥様が心配してみえます。すぐにお戻りください。」

「サリャン、俺は今、一人になりたいんだ。
 探さないでくれ。母さんには、今日は家には帰らない。
 明日はホテルから出勤するから、心配しないでほしいと、
 伝えてくれ。」

「ホゲさ・・・」

ブチッ。

ホゲは、一方的に携帯電話を切った。



サリャンは、携帯電話を閉じると、ため息をついた。

「奥様、ホゲ様は、今日は帰宅されないそうです。
 明日ホテルから出勤されるそうです。
 一人で考え事をされたいそうなので、
 心配なさらないようにと・・・。」

「サリャン、わかったわ。ありがとう。
 もう下がっていいわ。」



一方、タムドクとキハは、空手の稽古を終えて

子供達が帰るのを見送ったところだった。

「キハ、お疲れ。今日もありがとう。
 空手の講師代なんだけどさ・・・」

「タムドク、いいわよ講師代なんて。
 ボランティアで、お手伝いするつもりなんだから。
 そのかわり、また今度晩ご飯でもごちそうしてくれる?」

「キハ、気を遣わせて、すまないな。
 キハがそれでいいのなら、そうしよう。
 都合のいい日を連絡してくれよ。」

「ええ、わかったわ。メールするね。」

「今日も、ヨガのレッスンがあるのか?」

「そうなの。夜のレッスンは、OLさんとか
 若い人が多いから頑張るわよ。」

「そうか、頑張れよ。じゃあ、気をつけてな。」

「じゃあ。。。」

タムドクは、名残り惜しそうに、キハの車を見送った。


                                      ~つづく~
 
ぷうすけ
karisanちゃん、ホゲ母は息子命って感じで、本編ですごく印象的だったので、現代版にも登場させちゃいました^^。ホゲの初恋は、成就するのか・・・? 2008/03/17 08:02
karisan
ホゲの初恋の行方は?・・・やはり気になります。現代版、お見合いを進めるホゲ母・・あの母ならそうするよね。 2008/03/14 19:28
ぷうすけ
ホゲ母は、ヨン家の発展のために政略結婚を考えてるから、ホゲは辛いよね。タムちゃんとキハの関係はどうなるんでしょう。。。続きをどうぞ~♪ 2008/02/05 09:45
ぷうすけ
catちゃん、本編ではホゲ母の出番が短かったので、ちょっと残念でしたので、ホゲ母を登場させちゃいました^^。ホゲはまだキハへの想いを引きずってる。。。 2008/02/05 09:43
cat402
タムドクとキハの気持は、どうなるのかしら~アァ~切ない恋が、これから、絡まっていくのかなぁ?ドキドキするわぁ~次いって読んできます~ 2008/02/02 11:36
cat402
ぷうすけちゃん、ノロノロ亀ですが、今頃、ヨン話読みました~現代版は、ホゲ母は政略結婚を考えてるのね。ホゲにとっては、キハは初恋の人・・忘れられないよね~ホゲの切ない気持、ウンウン、分かるなぁ~ 2008/02/02 11:34
ぷうすけ
★joonちゃん、読んでくれてありがとう~!お金持ち=接待ゴルフのイメージなの^^。ホゲが切れたら、携帯をブチッと切っちゃうだろうなぁって。。。^m^ 母に負けるな~。ホゲ、ファイテーン!!  2007/12/19 07:43
★joon
接待ゴルフとか、ブチッって携帯切るところとか・・・と~ってもぷうすけちゃんらしさが出ていてよかった。ブチッといいながら今度から携帯切ろうかなぁ^^。 2007/12/17 13:22
ぷうすけ
ホゲにもキハを逢わせてあげないとかわいそうだよね。。。初恋の人だし。。。続きがんばりまぁ~す^^。 2007/11/28 15:32
ぷうすけ
かんみんちゃん、読んでくれてありがとう~♪ホゲは、いまだにキハのことが忘れられずにいるのよね。ホゲ母は、ホゲの政略結婚を企んでるし。。。 2007/11/28 15:28
かんみん
ぷうすけちゃん、ホゲはやっぱり家柄に縛られているけど、まだキハが忘れられないのねぇ。空手のお手伝いには行くのかな。タムドクもキハにときいめいていたし…益々続きが楽しみ^^ありがとう~! 2007/11/28 14:38
ぷうすけ
karisanちゃん、おも①から一気に読んでくれて、ありがとう~♪私の頭の中で、いろんな人が会話してるの^^。新種のテサギ中毒症ですわ。(^m^)スジニそろそろ登場させますので、もうちょっと待ってね。 2007/11/26 07:52
karisan
ぷうすけちゃん、①からいっきに読んできましたが、現代版すごいですね。スジニの出番を楽しみにしています。 2007/11/25 23:38
 
 

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