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*JOONといっしょ*
*JOONといっしょ*(https://club.brokore.com/0404)
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No 34 HIT数 3214
日付 2008/02/25 ハンドルネーム ★joon
タイトル 【翻訳】Korean Times BYJ:韓国のイメージ(その4~その6)
本文 【翻訳】Korean Times BYJ:韓国のイメージ

Myonne - 3


(その4)

* 俳優からエッセンスへ

ぺは、常に渇望され、永遠に追い求められ、けれど決して自らは体験し得ない愛の人格化した存在となった。彼の名はもはや単なる俳優である一個人を意味するのではなく、彼が演じてきた主人公達から切り離され、だが同時に、彼らとも不可思議に融合した一つのエッセンスとして魔法のように作り出されたものとなっている。ここにおいても、再び、ぺは誰よりもガルボに類似している。彼女の名は一種の神秘的雰囲気の同義語となり、Barthesが指摘するように、その魅力は、彼女自身の顔とメーキャップアーティストと映像撮影者によって作り出された理想像との相互作用から現出している。

ガルボはその多くの役の中で、常にガルボであり続けた。大衆はその演技者をスターとして見失うことはなかった。それは彼女が才能や自身がなかったからではなく、むしろ彼女の溢れ出るカリスマが演技の裏のスター性をどうしても隠し続けることはできなかったからだ。事実、ガルボは俳優であること、演技者であることにおいてよりもむしろ、ガルボであるということで人々の心に記憶されている。当時の映画評論家はそれを’Posing(ある姿勢をとること)と言及している。

ガルボと同様に、ぺは視聴者達をその演技によってではなく、むしろその顔、イメージ、によって魅了している。殆ど宗教的な熱にうかされた熱心なファン達は彼を見るために、彼を賛美するためにそぞろ寄り集まる。彼女達は彼が公衆の面前に現れる時は、奇跡の出現を目撃するためのように巡礼のごとく参加してくる。彼が大衆、彼が呼ぶところの’家族‘と会うときは、息も止まるほどの尊敬を持ってなされる。ある新聞記者によると、ある日本女性はついに直接彼女の偶像に会った後、「これで、死んでも悔いはないです。」と息も絶え絶えに言ったという。

興味深いことに、ぺの人気は、クォ・サンウやソン・スンホンとは違って、セックスシンボルとしてのイメージに由来していない。 事実、イ・ジェヨン監督の「スキャンダル」の中の好色なチョ・ウォンとしての彼の演技を見た後、少なからず失望した日本人ファンも多くいた。これらのファンにとって、他の例にもれず、日本で‘ヨンさま’(一種の尊称、ガルボ自身のタイトルが’女神‘であったように・・)として知られている’ペ・ヨンジュンは、違った意味での男性の理想像なのだ。

ぺは、今まで自分をとりわけ名俳優とも、とびきりハンサムであるとも公言したことはない。彼は、謙虚に自分の人気は出演した番組や映画の力のおかげだと言い、常に共演者や監督にそのスポットライトを分かち合う。彼のこの謙虚さ、あまり表立とうとしないこの傾向が、更に大衆にとって、風になびく髪の、心のこもった目をもち、優しい微笑みをうかべるこの素晴らしい若者は一体本当は何者なのか、と混乱を与え、彼女達の偶像と結合していく絆を更に強いものにしていくのだ。

言い換えれば、ぺの公的なペルソナは言葉や行動によってではなく、彼の態度や姿勢によって構築されているので、彼のイメージはある意味未完のままでありつづける。ということは、そのギャップ(隔たり)を埋め、絵を完成させるための自分達自身の物語やファンタジーを創作するのはファン達の仕事となってくる。それは「冬のソナタ」においてチェ・ジウの役にジグソーパズルの最後の1ピースをはめ込ませたように・・・。

実際のところ、大衆のぺに対する認識は、俳優としてでも、演技者としてでもなく、正にあるイメージとしてのものである。ぺは自分のことを特別才能があるとか特別にハンサムであるとか主張するには、あまりにも自己に厳しいのではあるが、今まで素晴らしい才能や容貌なしには、誰も彼が成しえたような成功を経験したものはいなかった。――彼の観察はある面、的を得ているのだ。というのは、ファン達がここまで彼に惹きつけられる理由は、ある側面において、彼の大衆を圧倒しているペルソナは、彼女達がペ・ヨンジュンのペルソナの構築に積極的に役割を果たしているので、まるで彼女達は実際に彼を知り理解しているかのように感じているという事実に基づいたものだからだ。

(その5)

*ペルソナから商品へ

誰の話を聞いても、BYJのプライベートな生活については、少ししか知られていない。この事実をして、マスコミの注目をにぎわしている今日の有名人達(アメリカのスター達では然り)の多くと彼は一線を画している。彼のイメージはスキャンダル目録には全く載っていない。だが、それ以外ならどこにでも見つけることが出来る。

彼の肖像はソックスから冷蔵庫マグネットまであらゆるものを優美に飾っている。クリスタルの皿からテディベアまで―商品は韓国人や旅行客に売られている。彼のイメージは日本と韓国の切手シートとして同時に発行され、それは偶然にも両国が政治的緊張が高まった時であった。

彼の顔は、少なくとも一千隻の船を、そして多分同じくらいの便数の航空機を出航させただろう。というのは、アジア諸国からのファン達がTV番組や映画の中のお気に入りの場面を再体験するために韓国訪問の旅をしているからだ。視聴者として感じた興奮を今回は積極的な参加者として体験するために。

日本女性を韓国男性への紹介することに特化した出会いサービスがインターネット上で現れたり、整形外科医が、顔の美容整形のためのモデルとして韓国人スターが非常に人気が上がっていると報告したりしている。「冬のソナタ」にインスピレーションを得て、日本では驚くほどの数のファン創作本が発刊され、そうでなければ互いの存在さえ知らなかった人々の間に密接に結びついたコミュニティが形成されている。

実際、BYJの写真がついたマグネットが、私自身の母親の冷蔵庫を優美に飾っており、わが友人Macの絶え間ない努力のおかげで、彼女は「冬のソナタ」のあらゆるものを、-そしてペ・ヨンジュン関連のすべての備忘録を誇らしげに所有しているのである。わが母は絶対に自分がアメリカ合衆国でのBYJのNo.1ファンだ、と豪語しているが、私が想像するに、そのタイトルの争奪戦は彼女が考えているよりは相当熾烈なものであると思う。

(その6, 最後)

*普遍的であり、かつ独自性がある

韓国ドラマはその主題として、報われない愛、経済的苦境、家族の葛藤などの共通体験を取り上げている。これらの単純な物語は、善い者と悪者の間の戦いに焦点を当て、まるで大人のための御伽噺のようである。だからこそ、社会的文化的な分水嶺を越えて、視聴者にアピールすることができるのだ。その時間的構造ゆえに、視聴者は現代より以前の物語に耳を傾ける。登場人物たちの生活(彼らはしばしば過去から始まる)の中においての、そして視聴者の生活の中においての。(その‘昔むかしあるところで’構造は視聴者を熱心に物語りに耳をかたむける子供の立場に据える。)

物語はある一定の時代にわたって展開され、視聴者は次第に引き込まれていき、数日間、又は数週間その番組を見続けていると、終には、作品に区切りをつけるためにしばしば挿入されるフラッシュバックがまるで主人公のものではなく、実際自分自身の思い出として感じられるようにさえなる。そして当然、彼女達はこの作品を‘記憶している’ようにもなるのだ。個人的体験と視聴体験の境界が崩れ始めるのだ。

だが、これらの考察のうち何よりも意味深いのは、少なくとも外国の視聴者にとって、より意義深いのは、‘忘れ去られた’国家としての韓国の地位だ。その主題について著作の中で、文化評論家のAaron Han Joon Magne-Parkは世界の他の国々から見過ごされてきた長い歴史の末に、韓国はついに‘忘れ去られた’国家から‘忘れられない’国家となるための出発手段(韓流)を、そして‘世界文化の韓国化を可能’にする手段を終に手に入れたと述べている。

Magna-Parkの考察は韓国ドラマの魅力を理解するのに、特に貴重である。国外の視聴者は、日本人を含めて、韓国の文化についてほんの少ししか知らないので、国である韓国やドラマの背景は‘どこでもよい’――地理的にではなく時間的に決定される空間―であると同時に、慣習や行動が魅惑的に異なった場所でもあり得る。

したがって、韓国は現実的な場所――21世紀の最も重要な経済的芸術的存在のひとつになるべく、金融的政治的危機を雄雄しく乗り越えて出現してきた国、であると同時に、美しい礼儀正しい人々が住み、陰謀と興奮に満ちた虚構の場所でもあるのだ。ファン達は虚構の韓国を求めて、現実の韓国へ集まる。けれど、この違いを見つけても、明らかに失望している様子はない。

ここにおいて、再び重要なのは、韓流の真の力は経済開発にのみあるのではない、――単に商業的事業ではない、と認識することである。もっと広い視点で見てみれば、韓流がもたらすことの出来る文化的教育や交流のあらゆる素晴らしい可能性が見えてくる。ファン達がTVの魔法を通じてごく最近’発見した‘韓国という国の歴史、文化、料理、そして言語などについてもっと学ぶように誘い込む可能性が見えてくるのである。

そして、彼のドラマの韓国的なセッティングのように、安心な身近さと際立つ魅力とを融合させたペ・ヨンジュンの顔ほど、この現象ばかりでなく国家そのものさえ、より的確に代表するイメージが何があるだろうか? BYJの顔は感情を表さないように見えるが、同時に潜在する情緒に満ちており、永遠のようでいて、空気のように儚げであり、彼を崇拝する大衆の心にその顔を見事に刻みつけ、かつて誰も経験したことのないほどの韓国文化への関心に火をつけたのである。

韓国はかつてのハリウッドのように夢生産工場になっている。そして韓流がいつの日が記憶から薄らいでいくことがあっても、その効果は残る。韓国はもはや、そして決して再び、’忘れ去られた‘国になることはないだろう。その最も心に長く残っていくイメージの一つは、ペ・ヨンジュンのイメージであることは言うまでもない。

By Robert L. Cagle
2008.2.13
Copyright (c)The Korean Times



※こちらはMyonne - 3さまの和訳です。チング経由で転載許可いただいています。
お持ち帰りをご希望の方は、コメントをお願い致します。

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Kimyongjoon
★joonさん、ありがとうございます! 2008/02/26 08:59
★joon
いつもは、ココだけOKで二次配布はご遠慮下さいなのですけどね。 2008/02/26 00:44
★joon
了解しました。Myonne 様の和訳凄いです。語学堪能って素敵です。持ち出し×の時もありますからね~^^。今回公式で先にされていた方いらしたのでOKなのかな? 2008/02/26 00:42
Kimyongjoon
持ち帰り希望です。よろしくお願いします!(_) 2008/02/25 21:55
 
 

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