ハリウッドチャンネルより
02.27 更新
昨年12月より日本でも公開中のぺ・ヨンジュン最新ドラマ「太王四神記」。昨年末韓国で行われた“2007年MBC演技賞”では主演のぺ・ヨンジュンが演技大賞、人気男優賞を受賞した他、ベストカップル賞、人気女優賞など計8部門を受賞する快挙を成し遂げた。
この度、同ドラマの劇場版の監督を務めた金鐘学が来日し、満員御礼の劇場に駆けつけトークショーを行った。
会場は作品を見終わったばかりで興奮が冷めやらぬ女性客で満席。 実は金監督、上映中一番後ろの席で観客と一緒に作品を見ていたとかで、これには観客も感動し、場内に拍手と歓声があがった。
感想を尋ねられると金監督は苦笑いしながら、「今回このような大型スクリーンで作品を見ることができましたが、ああもうちょっとうまく作ればよかったなと反省する面がたくさんありました(笑)」とコメント。「皆さんと同じ時間をシェアできたことを嬉しく思っています」と観客に呼びかけると大きな拍手が起こった。
「皆さんの応援があったからこそ、私たちはつらいときもやってこれたのです。ありがとうございます」と、日本のファンへの感謝を述べた。
ぺ・ヨンジュンは本作で厳かな王族のシーン、勇ましい戦いのシーン、酒を酌み交わす楽しいシーンなどいろんな表情を見せているが、本当の彼はどれに一番近いのだろうか? 「彼は本当にいたずらっ子です」と場内を沸かせる監督。「彼に初めて会ったとき、今まで自分にあった甘い愛のイメージを忘れさせて欲しい、と言われました。彼は自分が崩れてもいいから、皆さんを笑わせるようなユーモアのイメージをつくりたい要求したのです」と、彼を起用した際の話を披露。
「彼の柔らかさの中には光るカリスマ性がある。彼は韓国で一番の俳優だ」と賞賛した。「彼は役に入りきるために一切の妥協を許しませんでした。私がOKを出しても彼が納得しないとダメなのです。公開の1週間前になって、彼の希望で撮り直したシーンもあるんですよ」と撮影秘話を明かした。
そんな徹底したぺ・ヨンジュンだが、本当は演出がやりたかったのだとか。現場では、照明の下っ端から仕事を始め、それから音響や映像へと進んでいった彼は、スタッフの苦労が誰よりもわかる人物だったそうだ。「彼は大勢のスタッフの名前を全部覚え、名前でスタッフを呼んでいました。過酷な撮影の中、重い機材を一緒に運んだり、冗談を言ってみんなを笑わそうともしてくれたんです。もっとも冗談はあまりウケていませんでしたが…」と裏話を披露。
撮影中、まるで家族のようになった金監督とぺ・ヨンジュン。金監督は、撮影が終わって少し寂しい気持ちもあるというが…。「彼は私のことを“お父さん”と呼ぶんです。最初、私の娘を狙っていてそう呼ぶのかと身構えました(笑)」などということもあったという。
続編について聞かれると、「もっと練りたいエピソードもたくさんあります。彼の体調がよくなってから相談してみましょう」と語った。
*取り直したのは、12話のスジニとお酒を呑むシーンだそうです。
ハリウッドチャンネル
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