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【ごめん、愛してる】ミサ廃人の会
【ごめん、愛してる】ミサ廃人の会(https://club.brokore.com/misa)
ごめん愛してるを見て泣いた方~♪一緒にジソブを応援しましょう♪♪
サークルオーナー: minmimi | サークルタイプ: 承認制 | メンバー数: 2373 | 開設:2005.04.25 | ランキング:14(26056)| 訪問者:423774/749413
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MISAについて語りましょ♪
MISAについて語りましょ♪
No 141 HIT数 673
日付 2006/11/02 ハンドルネーム salan78
タイトル 「ごめん愛してる」の12年後の短い物語 その2
本文

I'm sorry I love you・・・
そして、その隣にあるウンチェの墓標にも目をやった
I love you same as forever・・・・・
僕も、いつか二人のような恋ができるかな・・・・
お互いの幸せだけを願っていた二人のように・・・僕も、恋ができるかな・・・
カルチは、墓地を後にするとムヒョクがダニーとして育った街を歩いた・・・
初めて見る街並み・・・・
この街で、一人で生きていたんだ・・・そう、カルチは思いながら、角から突然
ムヒョクが歩いてくるような気持ちになった。
カルチは、一つのバーを見つけるとそこに入ってみた・・・・。
薄暗く、何人かの男たちが昼間から酒を飲んでいた・・・。
「ビール」
カルチは言い、カウンターに座った・・・そして、少しあたりを見回した。
すると、カウンターの隅で酒を飲んでいた男がじっとカルチを見つめ、そして驚いたように
近づいてきた。
「ダニー!ダニーじゃないのか?」
カルチは、自分のことをダニーと呼ぶその男のを見た
「いや・・・僕は」
男は、首をふり・・・
「いや・・・悪かった、ダニーにしちゃお前さんは若すぎる。昔の友達に似ていたんで・・・
それにしても、よく似ている・・・その目つきなんかはそっくりだ・・・」
男はつぶやき席に戻っていこうとした
「すみません、そのダニーって人はもしかして。ダニー・アンダーソンって言うんじゃありませんか」
カルチは立ち上がり、男に向かっていった
「お・・・おお、そうだよ、何だお前はダニーのことを知っているのか?」
「ダニー・アンダーソンは僕のおじさんです。」
男は、再びカルチに近づくと隣に座った。
「そうなのか?・・・そうか、身内が見つかったんだな・・・・奴は元気かい?」
「いいえ・・・10年以上前に亡くなりました・・・」
男は、ビールを口にしようとしたが手を止めて・・
「何だって!奴は・・・死んでしまったのか・・いい奴だった、ハートが熱くて・・ああ、多少喧嘩っ早かったがな。俺たちは、この街で育ったんだ・・・誰も守ってはくれなかった、自分の身は自分で守るしかなかったよ・・・・。そうか・・・ダニーは逝っちまったのか・・・それも、幸せだったかもな・・・奴もここではずいぶんと苦しい思いをして生きてきたから・・・」
カルチは、その男にムヒョクが韓国に来てからの経緯を話した・・・
男は、涙を流しながら・・・
「そうか・・・そうだったのか、それにしても・・・お前さんはホントにダニーに似ている・・・・
俺は、まだダニーが生きているような気がしてならない。」
男は、涙を拭きながら・・・立ち上がり・・勘定は俺が払うよ・・・といって
支払いを済ませて
「じゃあな・・・奴の分まで生きるんだぞ・・・」
そう、言い残してよろよろと店を出て行った。
カウンターに残ったカルチは、ビールを飲み干すと。又一つ、ムヒョクに近づけたような気がして
嬉しかった。

その3に続く


 
 
 

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