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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9867935/11675580
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続【koko … 白いぺージ】

 
《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ 白いページ 】 は

【 koko の Valentine's Day♪ 】 の 続編です。






No 3 HIT数 6528
日付 2009/10/06 ハンドルネーム maako4
タイトル 3話 《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 】 
本文










《 続 》【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 】 3話

 


「 実は、呼子とすなおは結婚できるのどすえ~ 」

 

さらっと! 言いのけた直穂子とは正反対に

みなの驚きはただ事ではなかった。

 

「 いややわ~ おかあはん。 何をいいだしはんのん?

気はたしかどすか?

あの時のお話の他に何があるといいはるのどすか? 」

 

呼子と直は今まで直視(ちょくし)する事が出来なかったが、

この時ばかりはお互いに見つめ合っていた。

 

「 この事は何があってもお墓までと思っていました。

私だけではないのどす。 おばあ様もおじい様も …

この二人はまもりはりました。


実は、 呼子は加賀美のおとうさんの子でも、

私の子でもないのです。」


「 いややわ~ おかあさん。 

何をいってはりますの~ 気が変になりそうどすわ~

小さい頃から、 呼子は私よりお母さんに似ているとみんなから … 」

 

そこまで言いかけた光子は涙声になり言葉につまった。

 

「 そうなんよ。 呼子が成長するにつれ、 おばあ様もよく話していたわ。


血のつながっている光子が大きくなるにつれ

どんどん顔立ちが違っていき、呼子が私に顔だけではなく

しぐさもよく似てくるのには不思議で不思議で …


何につけ、手こずった光子とちがい、聞きわけもよく、

何ひとつ手に余る事もなく、いつも、いいお子どした。


おばあ様も 『 呼子は、直穂子から生まれてこなかったけれど

加賀美家に神様からの贈り物どす。』 と … そやさかいに … 」

 

直穂子は大きな溜息をついた。

 

「 はあ~ 私もつろおすわ。 おばあ様やおじい様をを恨みます。

先に旅だって、 私の口からこんなむごい話を

しなくてはいけないなんて …


それでも、 話さなくてはと思った私の気持ちは呼子わかってね。


今日、 久しぶりにあった直と呼子を見ていて、 思ったんよ。


くら~い二人をみていて、 どうしても幸せに … 」


「 おかあ~はん。 ええからはよ~ 話しておくれやす。」

 

光子は呼子の方をちらっとみた。

 

呼子は正座してひざの上においていた手を強く握り締め

まさか自分の出生を、疑う事などなかっただけに

冷静に受け止める事など出来ないでいる。

 

今にもなきそうに直を …

 

そんな呼子のそばに移動し小さな声で


「 大丈夫 …? 」


と、 声をかけ背中に手をあてがえた。


呼子は我慢しきれず涙が一筋 …


直は指で涙をふき取り、 ポケットから取り出した

ハンカチを呼子の手に握らせた。



呼子は頬をつたう涙がどういう涙なのかわからない。


胸が苦しく、身体の奥底から涙としておしだされてくる。



身体が小刻みに震えているのも感じたが、

一生懸命に耐えている自分にも気がついた。



何が、 ふりかかろうとしているのだろ~?



何が … なにが …? 私の知りえない …?



血の気が引いていく …



呼子の横に座る直と反対側にすわる光子も呼子をのぞきこみ


「 呼子ちゃん! 大丈夫ではおへんやろけど、大丈夫?

気をしっかりしなさいよ。」


強い口調で声をかけた。


そして、 母の方に向きをかえ、 怖い顔でにらみつけた。



直穂子はその視線を感じ弱弱しく語り出した。




「 私は、すなおからひきさかれ、

ますます産後の回復も悪い上、 光子も感の強いお子で

思うように育児ができなくて、暗い毎日でした。


すなおの事があきらめられなくて1日何回も涙にくれてました。


離乳食がはじまったらすなおは …?


夜鳴きする光子をあやしながら、すなおもこうして泣いていないか?


光子が歩き出すと、 すなおもあるいているかしら?


日増しに落ち込んでいく日々どした。



おじい様やおばあ様は勿論、特におとう様には随分迷惑をかけました。


口にしてはいけない言葉も口にするようになりお父様は

辛い日々だったと思います。



そんな折、妊娠の兆候があり、 つわりと戦いながら、

新しい命が私の中で … と思うとこんないつまでも、

いじいじしていてもと、 少しずつ元気を取りもどしてきたのです。



「 も~~ はがいいな~ そんな事どうでもよろしい!

呼子ちゃんの事を … 」



もともと、 てきぱきとした性格の光子はいらいらが頂点に …



「 なんでも、 筋道があります。」



と、 もともとゆったりとした直穂子は年を重ね、

ますますのんびりとした、 穏やかな性格に輪をかけた。



「 はいはい。 出来るだけちゃっちゃと(はやく) お話をしておくれやす。」



直穂子は、 こくんとうなずき、話を続けた。


 







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