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続【koko … 白いぺージ】 |
《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ 白いページ 】 は
【 koko の Valentine's Day♪ 】 の 続編です。
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No |
5 |
HIT数 |
6751 |
日付 |
2009/10/08 |
ハンドルネーム |
maako4 |
タイトル |
5話 《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ … 】 |
本文 |
《 続 》 【 koko の Valentine's Day♪ … 白いページ …
】 5話
「 おじい様が 『
この子このままでいいのか? 』
それからどす。
『 あんた! あのお子の
… 』
あのお子のというのは私のおなかに8ヶ月までいてた子の事です。
すべて、 用意していたものを見るのもつろうて、
捨てようと思ったものの結局、 箱につめ押入れの奥に
…
抱っこしていたあかんぼ~ をおばあ様に預けておかあさんは
それこそ、 どろぼ~さんに入られたと思うぐらい、
押入れの中の物をほおり出し、 産着などが入っている箱を
…
『 はよ~ 着替えさせてあげないと …
そや! 産湯や~ 』
おばあ様がそういったとたん、 いっせいに4人は台所に…
4人とも誰もが、 台所に入る事もなく、何がどこに?
何をどうして、 扱えばいいのか?
てんやわんやでとにかくお釜でお湯を沸かそうと、意見がまとまり
かまどに火を入れ、これも大変でした。
次は、 何で産湯をするのか?
みなで探し、
結局行事ごとに使う大きなおなべ、このくらいだったかな~?」
と、 直穂子が直径50センチぐらいを示した。
「
ごめんね。 呼子ちゃん。 産湯がおなべでだったなんて!
とにかく、 おお騒ぎで、こおこの時はすなおと別れたこともあって
お手伝い頭の、
はつさんという人がもく浴をしてくれてはりましたから
誰もがはじめてのことでした。
とはいえ、なんとかすませ、おじい様も五体が
不自由にもかかわらずがんばって
… 」
直穂子は少し声をつまらせた。
そのあと、 直穂子は 「 はあ~」 と大きく溜息をついた。
そして、 光子の強い視線を感じた。
「
光子。 しかたなかったのどす。 みんな、 あの時は、
心に余裕がなかったのよ。 わかってね。」
「
よろしいがな~ もう時効どす。 」
と、 光子がなげやりな言いかたに直穂子は
「
時効どすかあ~ そう、 思ってくれますかあ~
それより、 光子ちゃん。 おいしいお紅茶かコーヒーを
入れて来ておくれやす。 なにか少しお菓子も …
」
華子が、
「 すいません。 気がつかなくて … 今、
用意させちただきます。」
「 華子ママはすわっといて … 私がご用意してきますさかいに …
」
すっかり、 園田家の何もかも知り尽くした、 光子が席を立った。
席を立ち部屋を出たあとに、呼子
も席を立つた。
呼子 は少しこの部屋の空気から開放されたかった。
すると、 直 も席を立ち
呼子 のあとをついていった。
長い廊下を歩きながら考え事をしていた光子がキッチンに …
後から 呼子
と 直 がついてきているのに気がつかなかった。
お茶の用意をしかけると、 呼子 と 直 が入ってきた。
「
いややわ~ おそろいで …
二人は、 椅子にでもすわってて …
用意できたら声かけますさかい
」
直 が椅子を引き、 呼子
をすわらせた。
直 は 光子 の横にいき手際よく手伝った。
「 はあ~ ほんまにつぎからつぎと
…
呼子ちゃん。 こんな時、 かける言葉が見つかりまへんけど、
おねえちゃんや すなお がついてるからね。」
光子 もそう言ったものの、 横目で
呼子 の
落ち込んだ様子に心を痛めた。
「
さあ~ そしたら、 行きましょか?
席をかえて、リビングでと言いたいところですけど
園田のパパがさみしがるからやっぱり、 お客間どすな~」
三人はお盆を手に客間へと
…
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