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YongJoon-Room
YongJoon-Room(https://club.brokore.com/maakoyon)
ぺ・ヨンジュンさんのことは勿論、これから成長される若い俳優さん達の成長も楽しみに楽しくお話できたらいいな~と思っています。 そして♪ あなたの私のあんな事 ・ こんな事も …
サークルオーナー: maako4 | サークルタイプ: 公開 | メンバー数: 30 | 開設:2009.06.23 | ランキング:80(5485)| 訪問者:9830689/11638334
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【 koko の Valentine's Day 】




【 koko の Valentine's Day 】 は

医師の 呼ぶ子と書く 呼子 koko ちゃん と 直さんとのお話です。





No 25 HIT数 4434
日付 2009/09/28 ハンドルネーム maako4
タイトル 23話 【 koko の Valentine's Day 】 
本文





【 koko の Valentine's Day 】 23話




「 今日、 こうして急に、 帰ってくる事になったから、

お仕事途中で … 気になるから … 」



不器用な koko は言葉もたどたどしく次の言葉に迷っていると、



気がそぞろの祖母が …



「 そうどすか~ お仕事では仕方おへんな~  

koko は、 昨夜、 志乃さんと華子さんとはお逢いしているしね。」



祖母が、 軽く答えた。



koko は、 三人と目を合わせず席をたちキッチンに …



母と、こお子がテーブルの上の物をキッチンに運び 片付けだした。



祖母も、 

ソファーのクッション等を並べ直したあと、 キッチンに入ってきた。



「 そしたら、 片付いたら余りあまたせしても悪いから、

園田様宅にお邪魔致しましょか? 」



祖母が、 koko の方を見た。



koko は、 あわてて、 「 お見送りさせてもらいます。

そのあとすぐに、私もでかけます。」


「 そうどすかあ~  お帰りはおそおすかあ~ 」


「 今からだとかなり遅くなるかな~ 」



祖母が、 娘、 直穂子に



「 なあ~ 直穂子。 そしたら私ら園田様のご自宅から

そのまま京都に帰りましょか?


園田様のご住所で 江藤お迎え大丈夫ですやろかあ~? 」


「 こお子。 ほら!  いつもの地図。 パソコンでしておくれやす。

江藤にファックスするさかい … 」


直穂子が、こお子に園田家の住所を書いたメモを渡した。



「 koko ちゃん。 してあげて …

京都では、 おばあちゃんとお母さん相手やから、

私がもたもたしながらパソコンさわっていますけど

koko ちゃん にお願いして … 」



koko は キッチンから 書斎に …



パソコンにむかい 簡単な操作なのですぐキッチンへ …



ぐずぐずしているこお子に



「 はい。」


と、 数枚のペーパーを渡した。



koko は、 ちょくさんの住所はアドレス帳でわかっていた。



母が、 「 1枚でよかったのに … 」



横から、 こお子が …



「 はや~ ほらね。 文系と理系の違いが  …

いや~ koko ちゃんすごいね。


お母さん! いややわ~ ほら見て …


これはやね。 普通の地図で、 こっちは、 園田さんの近辺地図で、

こっちは、 もっとそばの地図です。


これやったら、 3枚とも江藤に送信したら江藤も迷わんと

お迎えきてもらえますえ~ 」


と、 こお子は やや興奮気味に話している。



「 そうかあ~ koko ちゃんありがと~ 

おかあさん、 電話かけます。」



直穂子が加賀美家のおかかえ運転手の江藤に電話をかけ、

江藤も電話を待っていたのだろう。 すぐに受話器があげられた。



受話器を母に渡した。



「 ご苦労さんどす。 koko のマンションではなく、

今、 ファックス送りますさかいにそこに、 お迎えお願いします。


あわてなくても、 私達は今からそちらにお邪魔します。


待ってもらうかもしれませんけど、 頼みます。


ついたら、 直穂子の携帯に電話入れてもらえますか?


その電話には出れへんかもしれませんけど着信でわかるから

数回ならしたら、 切ってください。」



八重は江藤に指示をして受話器を置いた。



祖母が電話をしている間、母は何度も鏡の前に立った。



こお子は、 koko に 



「 koko。 弟ってどんな子や~ 変な感じどすわ~ 」 



と、 話しかけてきたが、 koko は、 聞こえていたが

聞こえていないかのような振るまいをした。



koko の複雑な心境など気にするわけでもなく、

数十分後の出来事に、 三人の心は動いている。



祖母が江藤と話している間に母が、 タクシーに電話を入れていた。



7年間もマンションに通いなれているだけに手際はいい。



そうこうしていると、 インターフォンでタクシーの到着が知らされた。



「 今、 おりていきます。」



こお子が答え、 母が園田家に電話をかけている。



店で扱っている和菓子の包みとバッグを持った母と

祖母から、 他の物は マンションにおいておくようにと言われた

こお子はバッグをさげドアを出た。



この時の、 三人には koko を思いやる気持ちの余裕は消えていた。



「 そしたら、 私はここで … いってらっしゃい …  」

 

と、 koko が 声をかけた。



母と、 こお子は数歩踏み出していた。



母、 直穂子は2週間とはいえ、 こお子とは違いすなおは、 

小さな身体で、力強く吸った乳首の感触

小さいとはいえ、 こお子とは違った感触が 今なお、 残っている。



こお子は、 よくなき扱いにくい子だったが、 ほとんど泣き声を聞く事もなく、 

手のかからなかった その子との再会が数分後にとおもうと …



華子から、 年明けにチョコレートが送られてくる時に、

写真が一枚と中学までは身長と体重。

便箋 2-3枚に近況を書き記されたものが送れてきて

ありがたかった。



こお子は、 

加賀美の父にたっぷりの愛情をそそがれ育ったせいか? 


生まれ持った性格か? 園田家の人との再会? 

は 不思議なぐらいに冷静だった。



ただ、 双子と聞き、 自分とうりふたつなのか?

それともまったく …?

などと頭をよぎり楽しんでいるかのようだ。



「 ほんならいってきます。 お仕事ご苦労様どす。 」



と、 祖母からかえってきた。



koko は、 複雑な心境で後姿をみおくっていた。










 


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